迂言的使役
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/12/15 13:39 UTC 版)
英語の場合、迂言的使役(periphrastic causative)の表現は、元来は自動詞を起源としたと考えられている迂言的使役動詞 (periphrastic causative verb) による文法上特色ある構文で表現される。迂言的使役動詞は、目的格補語に不定詞をとる文法的特色が学校文法等で強調されている。(目的語が不定詞の意味上の主語になる。)迂言的使役動詞には、原形不定詞をとる動詞と、to-不定詞をとる動詞があり、前者は、make, have, let, bid などであり、後者は compel や get が挙げられる。また、help にも同じ用法がある。 He made his younger brother drink. (彼は弟に無理に飲ませた。)cf.He compelled his younger brother to drink. Have him write it for you. (彼にそれを書いてもらいなさい。)cf.Get him to write it for you. He made his dog eat pet food. (彼は、自分の飼い犬にペットフードを食べさせた。) He will help you clean your car. (彼は君の車を掃除するのを手伝うつもりだ。) What would make him say that?(なぜ彼はあんなことを言うのだろう。※無生物主語構文)
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