身代わり本尊
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/10 01:25 UTC 版)
昔、若栃の正応寺に美男の小僧がおり1人の娘と恋に落ちた。しかし、僧侶と娘の関係は許されないものであった為、小僧は和尚を殺して恋人と寺を手に入れることに。そしてある晩、和尚が眠っている寝室に忍び込み頭に釘を打ち込み殺しました。しかし、翌朝本堂から何もなかったかのように和尚の読経の声が聞こえ、本堂を覗くと和尚が座っており、和尚の先にあった本尊さまの頭に釘が打ち込まれていてそこから血が流れていました。本尊さまが和尚の身代わりとなっていました。それから間も無くして、小僧は近くの谷底で死に、娘は遠い町で狂女となって彷徨ったそうです。
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