豊沢勇治
出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2025/08/03 00:18 UTC 版)
豊沢 勇治（豊澤、とよさわ ゆうじ、1899年〈明治32年〉1月17日[1] - 1974年〈昭和49年〉1月4日[2]）は、大正から昭和時代の台湾総督府官僚。政治家。弁護士。秋田県能代市長（3期）。
経歴
秋田県山本郡響村仁鮒（現能代市二ツ井町仁鮒）出身[3]。第一高等学校を経て、高等試験行政科に合格し[3]、1927年（昭和2年）3月、東京帝国大学政治科を卒業後、1928年（昭和3年）6月、台湾総督府に出仕[4][5]。台南州文書課配属となる[4]。
同年12月、高等文官試験に合格し、1931年（昭和6年）5月に[6]地方理事官に進み、高雄州岡山郡守に就任する[4]。その後、台北市助役、総督府事務官、内務局地理課長などを歴任したのち、1942年（昭和17年）8月に財務局税務課長を経て、同年11月、書記官に就任した[5]。
戦後は、秋田県能代市長を3期務めた[7][8][9]。市長退任後は弁護士を開業した[2]。
親族
- 子 豊澤有兄（秋田県能代市長）
脚注
- ^ 帝国秘密探偵社 1943, 台湾47頁.
- ^ a b 二ツ井町町史編さん委員会 1977, 522頁.
- ^ a b 太田 1940, 173頁.
- ^ a b c 日本行政学会 1934, 446頁.
- ^ a b 帝国秘密探偵社 1943, 台湾48頁.
- ^ 台湾新民報社 1937, 299頁.
- ^ 昭和３０年４月３０日執行能代市長選挙結果|秋田県能代市の公式Ｗｅｂサイト、2019年6月26日閲覧。
- ^ 昭和３４年４月３０日執行能代市長選挙結果|秋田県能代市の公式Ｗｅｂサイト、2019年6月26日閲覧。
- ^ 昭和３８年４月３０日執行能代市長選挙結果|秋田県能代市の公式Ｗｅｂサイト、2019年6月26日閲覧。
参考文献
- 日本行政学会 編『輓近大日本拓殖史』日本行政学会、1934年。
- 台湾新民報社 編『台湾人士鑑』呂霊石、1937年。
- 太田肥州 編『新台湾を支配する人物と産業史』台湾評論社、1940年。
- 帝国秘密探偵社 編『大衆人事録 第14版 外地・満支・海外篇』帝国秘密探偵社、1943年。
- 二ツ井町町史編さん委員会 編『二ツ井町史』二ツ井町、1977年。
-
- 脚注：
- 豊沢勇治のページへのリンク
