証券集中保管機関とは? わかりやすく解説

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証券集中保管機関

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/09/28 14:55 UTC 版)

証券集中保管機関: central securities depository。略称としてCSDも用いられる[1])とは、金融機関の分類名の一つ。

それぞれの機関ごとに定められた種類の有価証券債券株券等)について、それぞれの所有者が誰であるか、数はいくつか、といった情報の、記録・管理(保管)・(必要に応じた)書き換え(決済)を中核業務として行う機関。

日本の証券取引所で あるひとつの日本の上場会社の株式を売買すると、最終的には(株式についての日本で唯一の証券集中保管機関である)証券保管振替機構における記録が書き換えられる(=株式が決済される)ことになる。

分類

国際証券集中保管機関

International Central Securities Depository、ICSDとも。クロスボーダーな証券決済において用いられる。ICSDは、各国の(内国)証券集中保管機関やコルレス銀行とのネットワークをあらかじめ築いた上で、各国の証券と通貨を、自らのシステムで集中的に保管・決済する仕組みを構築し、利用者に向けて提供している[1]

具体例として、ユーロクリアクリアストリーム[1]

(内国)証券集中保管機関

特定の国の有価証券にかかる保管・決済等の業務のみを行う。

具体例として、イギリスにおける(内国)証券集中保管機関である「Euroclear UK and Ireland」(EUI)[2]

日本における具体例は後述

日本におけるCSD

脚注

  1. ^ a b c d e 日銀レビュー 決済インフラを巡る国際的な潮流とわが国への含意”. 2018年10月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年8月18日閲覧。
  2. ^ Central securities depositories”. 金融行動監視機構(英語: Financial Conduct Authority(英国). 2019年4月19日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年8月18日閲覧。


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