西石室
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/01/18 21:50 UTC 版)
西石室も両袖式であるが、袖幅がほとんどないため無袖式に見間違えるほどである。石室長13m、玄室の長さ5.2m、幅2.5m、こちらも天井石がほとんど失われているが、高さ4.5m、羨道の長さ7.8m、幅2.3m、高さ2.0mの規模である。棺は失われているが、玄室から阿蘇溶結凝灰岩の破片が見つかっていることから石棺が安置されていた可能性が考えられる。石室中央には、玄室と羨道を仕切る扉の軸受けとなる、しきみ石が置かれている。西石室からは須恵器が出土しており、石室の特徴と須恵器から西石室は7世紀前半のなかでも古い段階に築かれたと考えられる。
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