藤里の珪化木
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/01/19 00:10 UTC 版)
奥の院から約15m離れて伊手川に面した急な崖の頂上部に珪化木がある。当地の地質は、第三紀層の稲瀬層(新第三系中新統に属し、約1,500万年前に形成された)と呼ぶ安山岩の礫をまじえた砂質凝灰岩からなり、当木はこの中に立ったままで埋没している。現在見えているのは、主幹の先端部の4m程(直径1.3m)だけで、全長10mを越すと推定される。樹種はセコイアで、第三紀の頃には日本各地で大森林をなしていたといわれる。当木は県内では根反の大珪化木に次いで大きく、しかも直立した樹幹である。1963年(昭和38年)12月24日、県から天然記念物・地質鉱物に指定された。
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