菱川師寿とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 固有名詞の種類 > 人名 > 美術家 > 画家 > 日本の画家 > 菱川師寿の意味・解説 

菱川師寿

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/07/15 00:12 UTC 版)

菱川 師寿(ひしかわ もろひさ、生年不明 - 明和2年10月12日1765年11月24日〉)とは、江戸時代職人絵師

来歴

菱川師宣の曽孫。山東京伝編『捜奇録』所収の「菱川師宣家譜」によれば師寿は通称佐次兵衛、安房国保田に住み「家業紺屋、書画共に致候得共、画より書よろし」とあり、家業の紺屋の傍ら絵や書を手がけていたことが窺えるが、師寿が誰から絵や書を習ったのかは明らかではない。「菱川師宣家譜」は保田在住の医師渋谷玄竜が京伝の求めに応じて記し、享和2年(1802年)京伝に送ったもので、玄竜は師寿の甥に当たる。『浮世絵事典(定本)』は師寿の作として、「享保時代の肉筆美人画がある」と記すが不明。ほかに師寿の自筆として知られるのは、宝暦11年(1761年)9月に筆写した『大工故事』一巻と、存林寺に伝わる菱川家の位牌の文字だけである。法名は寿山寛齢信士。

参考文献

  • 山東京伝編 『捜奇録』〈『四大奇書 集古随筆』〉 魁真楼、1899年 ※国立国会図書館デジタルコレクションに本文あり[1]
  • 吉田暎二編 『浮世絵事典(定本)』(下巻) 画文堂、1974年 ※347頁
  • 楢崎宗重監修 『肉筆浮世絵第二巻 師宣』 集英社、1982年 ※「菱川家系譜」(川崎芳郎、141頁)
  • 鋸南町史編纂委員会編 『鋸南町史』 国書刊行会、1983年(復刻版) ※920 - 921頁。原著は昭和44年(1969年)刊行。

関連項目





固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「菱川師寿」の関連用語

菱川師寿のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



菱川師寿のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの菱川師寿 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS