菊池誠_(電気試験所)とは? わかりやすく解説

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菊池誠 (電気試験所)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/27 04:26 UTC 版)

菊池 誠(きくち まこと、1925年12月6日[1] - 2012年11月6日)は、日本の物理学者

東京出身。長年にわたって電気試験所を拠点に、トランジスタ半導体など戦後日本のエレクトロニクスの基礎研究をリードした。本来の研究のほかにも多数のエッセイを著している。父の菊池豊三郎文部次官横浜市立大学学長を務めた。

経歴

著書

  • トランジスタ(六月社 1959年) 毎日出版文化賞
  • 人工頭脳時代 頭脳労働の革命が始まっている (講談社ブルーバックス 1963年)
  • 現代の技術者 (新潮社 (新潮ポケット・ライブラリ) 1964年)
  • タイム・テンポ・マネー 電子計算機を正しく知ろう (JPP(UNI books) 1966年)
  • 半導体の話 物性と応用 (日本放送出版協会(NHKブックス) 1967年)
  • 半導体-固体電子の魔術 (日本経済新聞社(日経サイエンス) 1970年)
  • 情報人間の時代 システム思考への道(実業之日本社 1970年) 日本エッセイスト・クラブ賞 「学び心、遊び心」三笠書房知的生き方文庫
  • 幸運な失敗 トランジスターの誕生 (日本放送出版協会(NHKブックスジュニア 1972年) サンケイ児童出版文化賞
  • 講座現代経営の課題 1 技術開発と企業 未知の壁をどう破るか (実業之日本社 1972年)
  • エレクトロニクスからの発想 ある技術の軌跡 (講談社ブルーバックス 1982年)
  • 日本の技術は世界一か? (実業之日本社 1985年)
  • 文科系にもわかる技術大国の課題 (実業之日本社 1988年)
  • 若きエンジニアへの手紙 (ダイヤモンド社 1990年)
  • 日本の半導体四〇年 ハイテク技術開発の体験から (中公新書 1992年)
  • 三つ子の魂が目を覚ます(NTT出版 1995年)
  • 友よ、科学の根を語ろう 思索する若き世代の未来のために (工学図書 2003年)

共編著

  • トランジスタの基礎 (垂井康夫共著 第一書林 1960年)
  • 半導体の理論と応用―その半世紀の歩み (植村泰忠共著 裳華房 1960年-1963年)
  • 図解半導体用語辞典 (垂井康夫共編 日刊工業新聞社 1968年)
  • 適正規模論 自然・生態・人間 (編著 日本放送出版協会 1976年)
  • 量子の時代 (編 三田出版会 1996年)

出演

翻訳

  • メカニックス ショックレーの物理学 (ウィリアム・ショックレー、ウォルター・A.ゴング 日本放送出版協会 1968年)
  • MITの統計力学および熱力学 (ダビッド・アドラー 飯田昌盛、白石正共訳 現代工学社 1983年)

脚注

  1. ^ 『現代物故者事典2012~2014』(日外アソシエーツ、2015年)p.188
  2. ^ 菊池誠氏が死去 元ソニー常務 日本経済新聞 2012年12月8日閲覧



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