荒井の渡し
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/20 14:42 UTC 版)
荒井橋が開通する以前は「荒井の渡し」と呼ばれる荒井村と江和井村を結ぶ村道に属する渡船であった。また、渡船場には河岸場である「荒井河岸」が併設され、河岸場はいつから開設されていたか定かではないが、1685年(貞享2年)の史料に年貢米を江戸に送った記録が残されていたことからその頃までには存在したとされる。この渡しは「世戸井渡」とも呼ばれ渡船二艘を有する私設の渡船であった。渡船料は1878年(明治11年)1月当時は徒歩は1人で二厘五毛、荷馬は1疋で六厘であった。また渡船場には荒井河岸が併設されている他、石戸河岸、高尾河岸もあり水運の一役を担っていた。1933年に荒井橋が架設されたことにより渡船は廃止された。
※この「荒井の渡し」の解説は、「荒井橋」の解説の一部です。
「荒井の渡し」を含む「荒井橋」の記事については、「荒井橋」の概要を参照ください。
- 荒井の渡しのページへのリンク