草野忠重とは? わかりやすく解説

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草野忠重

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/04/29 04:32 UTC 版)

草野 忠重
Tadashige KUSANO
基本情報
名前 草野 忠重
生年月日 (1955-10-01) 1955年10月1日(69歳)
国籍 日本
出身地 熊本県
経歴
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草野 忠重(くさの ただしげ、1955年10月1日 - )は、熊本県出身のプロゴルファー

来歴

九州学院高等学校出身[1]

5歳からゴルフを始め[1]、地元のくまもと阿蘇カントリークラブ湯の谷コースで腕を磨き[2]1978年にプロ入りする[1]

1980年サントリーオープンでは初日に68をマークし、河野高明島田幸作鷹巣南雄橋本和夫ビル・ロジャースアメリカ)と並んでの2位タイでスタートした[3]

1980年の九州オープンでは初日に鈴木規夫の持っていたコースレコードとタイの68をマークし、自身のレコードを破る67で首位の鈴木と1打差2位に着ける[4]。2日目には78を叩いて5位タイ[5]に後退するが、3日目には69をマークして鈴木・秋富由利夫に次ぐ3位[6]に浮上し、最終日も3位[7]で終えた。

1981年札幌とうきゅうオープンでは初日に小雨混じりの中で69をマークし、入江勉・島田・上野忠美グラハム・マーシュオーストラリア)、磯崎功と並んでの3位タイでスタートする[8]

2006年からはシニアツアーに参戦し[9]日本オープン[10]を最後にレギュラーツアーから引退。

2006年の九州オープンでは初日を首位と1打差2位でスタートし、2日目には首位と3打差3位に着けた[11]

2014年のアオイ電子カップ香川県オープンでは2打差に20人がひしめく大混戦となった初日をボギーなしの68で回り首位タイ発進を決め[12]、最終日には10位タイに入った[13]

2023年には川上典一蔵岡伸二と共にゴールドルーキーとなり、ホームコースのくまもと阿蘇CC湯の谷コースで行われた関西プロゴールドシニアに出場[14]。初日のスタート10番パー4でセカンド残り130ヤードを9番アイアンで2mに着けてバーディー先攻[2]。13番ではティーショットを右にプッシュしてOBにしたがボギーで凌ぐと、続く14番パー5で上から3mのパッティングを沈めてスコアを戻す[2]。後半1番パー4では6m、「馬の背」と言われる名物ホール3番パー5ではドライバー、ユーティリティーを駆使しボールを運び、サードショットは80ヤードを2mにつけてバーディー奪取[2]。続く7番パー3で138ヤードを9番アイアンでピン右横2.5m、5つ目のバーディーと快進撃を演じる[2]。7番パー4では3パットボギーとスコアを落としたが、5バーディー2ボギー、3アンダー69でスコアをまとめ首位スタートを切る[2]。最終日には中尾豊健の逆転を許し、中村彰男時田陽充と並んで通算3オーバー147の2位タイに終わった[15]

日本プロゴールドシニアでは最終日にツアーで活躍していた飯合肇室田淳高橋勝成とのラウンドで緊張し、前半は1バーディー・1ボギーのイーブンパーでターン[16]。興奮状態から平常心を取り戻した後半は10、11番で連続バーディーを仕留めたが、ボギー・バーディー・ボギー・バーディーと一進一退を繰り返す[16]。強弱のある風を見極めながら、難易度の高い最終18番でバーディーフィニッシュを飾り、2日間69で通算6アンダー2位タイに入る健闘を見せた[16]

現在は大分県別府市「城島高原ゴルフクラブ」で鈴木の一番弟子として後進の指導に当たり、多くのプロゴルファーを育成するほか、県ジュニアやアマチュアの指導者として活躍[9]

一時は大分ケーブルテレコムでレッスン番組『草野忠重のGolf clinic』に出演していたが[17]、別府市・日出町のケーブルテレビ「CTBメディア」で『草野プロのわくわくGOLF』を持っている[18]

脚注

  1. ^ a b c 草野 忠重 クサノ タダシゲ TADASHIGE KUSANO”. www.smile-pga.jp. 2025年4月27日閲覧。
  2. ^ a b c d e f 【ドゥ.ヨネザワ企業G杯 関西ゴールド/1R】くまもと阿蘇育ちという草野が3アンダー首位、73歳・曽根は1アンダー3位”. pga.or.jp. 2025年4月27日閲覧。
  3. ^ 朝日新聞縮刷版p168 昭和55年9月5日朝刊16面「前田6アンダー首位 サントリーゴルフ
  4. ^ 朝日新聞縮刷版p973 昭和55年9月26日朝刊17面「関東は川田がリード 五地区でオープンゴルフ開幕
  5. ^ 朝日新聞縮刷版p1021 昭和55年9月27日朝刊17面「青木、川田と並ぶ 関東 中四国 アマ倉本首位走る オープンゴルフ
  6. ^ 朝日新聞縮刷版p1061 昭和55年9月28日朝刊17面「青木が単独首位に 関東 関西 山本、6打差リード オープンゴルフ
  7. ^ 朝日新聞縮刷版p1095 昭和55年9月29日朝刊19面「五年ぶりに青木 関東 中四国 快挙、アマの倉本優勝 オープンゴルフ
  8. ^ 朝日新聞縮刷版p431 昭和56年6月12日朝刊17面「ゲールが6アンダー 札幌とうきゅうゴルフ
  9. ^ a b 城島高原出身プロ・所属プロ”. www.kijimakogen-golf.jp. 2025年4月27日閲覧。
  10. ^ 草野 忠重選手 年度別大会成績 - 日本ゴルフツアー機構 - The Official Site of JAPAN GOLF TOUR”. www.jgto.org. 2025年4月27日閲覧。
  11. ^ 九州ゴルフ連盟”. www.guk.jp. 2025年4月27日閲覧。
  12. ^ 池田が首位発進/県オープンゴルフ第1日”. www.shikoku-np.co.jp. 2025年4月27日閲覧。
  13. ^ 崎川(鮎滝)逆転初V/県オープンゴルフ”. www.shikoku-np.co.jp. 2025年4月27日閲覧。
  14. ^ 【ドゥ.ヨネザワ企業G杯 関西GG】60歳以上の関西プロチャンピオンを決める大会が開催”. mizuno.com. 2025年4月27日閲覧。
  15. ^ 【ドゥ.ヨネザワ企業G杯 関西ゴールド/FR】中尾豊健が6打差を逆転、公式戦初タイトル獲得”. pga.or.jp. 2025年4月27日閲覧。
  16. ^ a b c 【日本GGユニテックスHD杯/FR】ゴールドルーキー・草野忠重は最終ラウンドで69の健闘を示し、大ベテランプロに並んで2位タイ”. pga.or.jp. 2025年4月27日閲覧。
  17. ^ tv_201712.pdf”. wwwjcom.oct-net.ne.jp. 2025年4月27日閲覧。
  18. ^ CTBメディア”. www.ctb.jp. 2025年4月27日閲覧。

外部リンク




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