若生英雅
出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2023/08/03 07:19 UTC 版)
若生 英雅（わこう ひでまさ、1956年4月21日 - ）は、日本の実業家、情報技術者。ビー・ユー・ジー創業者・元代表取締役社長。
人物・来歴
北海道大学工学部電子工学科在学中に、青木由直ら電子工学科関係者を中心に結成された北海道マイクロコンピュータ研究会に参加し、同級生の村田利文、服部裕之、木村真とマイクロコンピュータを使ったアルバイトを始め、1977年にB.U.Gを創業[1][2][3]。北海道大学大学院修士課程在学中の1980年にビー・ユー・ジーを設立[4][5]。JR札幌駅前にIT企業が集積したサッポロバレーの企業群の先駆けとなった[6]。ビー・ユー・ジー常務取締役などを経て[7]、1997年から服部裕之の後任としてビー・ユー・ジー代表取締役社長を務め、人材研修体制の強化などを進めた[1]。1998年東京ニュービジネス協議会ニュービジネス大賞優秀賞受賞[8]。2001年売上減少の責任をとり退任し、子会社のフィクスを独立させ、同社の代表取締役社長に就任[3][4]。技術者としての専門はハードウェアの設計・開発[4]。
脚注
- ^ a b 【INTERVIEW】規模より質を求め、北の空にさやかに光れる星影1つ－－ビー・ユー・ジーの若生英雅社長に聞く ＡＳＣＩＩ1999年04月09日 00時00分更新
- ^ 札幌情報産業20年の軌跡 昨日から明日へ 北海道新聞データベース
- ^ a b 長山宗広「新しい産業集積の形成メカニズム : 浜松地域と札幌地域のソフトウェア集積形成におけるスピンオフ連鎖」『三田学会雑誌』第101巻第4号、慶應義塾経済学会、2009年1月、741(151)-768(178)、doi:10.14991/001.20090101-0151、ISSN 0026-6760、CRID 1390853651296411904。
- ^ a b c 吉田晴代「ビー・ユー・ジー : 北海道におけるITベンチャーの軌跡(<特集>ケースに学ぶ北海道企業)」『産研論集』第30巻、札幌大学経営学部附属産業経営研究所、2005年3月、21-46頁、ISSN 09169121、CRID 1050001337553790208。
- ^ 伊福部達BUG社長服部裕之君のこと BUG
- ^ 「サッポロバレー」の先駆け、北海道から撤退 ソフトフロント 日本経済新聞2014年6月7日 6:00
- ^ 調査研究報告書 一般財団法人日本情報経済社会推進協会
- ^ 第9回（1998年）受賞者 一般社団法人 東京ニュービジネス協議会
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