花馬祭り
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/16 07:12 UTC 版)
「坂下神社 (中津川市)」の記事における「花馬祭り」の解説
花馬祭り実行委員会により開催。 坂下の3地区(下組、合郷、町組)より各1頭ずつの木曽馬の鞍に、8色(金・銀・黄・紫・白・青・緑・赤。農作物を表す)の花串(長さ約1.2m)を一年を表す365本を鞍に差して花馬とする。坂下駅前を出発した花馬行列は町を練り歩き、坂下神社の境内に入ると参拝者は一斉に馬に押しかけ、花串を鞍から引き抜き持ち帰る。この花串を田畑に供えにると、虫よけとなり、豊作に恵まれるとされている。 元々は、木曾義仲が平家追討の出陣時に坂下神社に戦勝祈願へ向かったが、木曽川の氾濫で坂下神社のある対岸に渡れなかったため、鏑矢に幣をつけて神社向かって射掛けたという。矢は木曽川を越えてたどり着き、原義明(坂下神社氏子)がその矢を馬の鞍にさし、代参したという。 1184年木曾義仲が征東大将軍の称を賜わったという知らせを受けた坂下の人々は喜び、幣を結びつけた矢を馬の背につけ、笛、太鼓を打鳴らして坂下神社へ戦勝報告したという。いつの頃からか鞍に差した矢は五穀豊穣を願う7色の花串に変わった。 原義明が木曾義仲の矢を馬の鞍にさしたのが花馬の始まり、人々が笛、太鼓を打鳴らして坂下神社へ戦勝報告したのが花馬祭りの始まりという。
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