臨時富士山測候所
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/06 14:50 UTC 版)
日本最高峰の富士山で気象観測すれば高山気象観測や台風の予報、また富士山登山者の人命保護に役立つとしてかなり早い時期から富士山での気象観測所の計画は何度も行われた。1932年、外輪山南東の東安河原に公設の中央気象台臨時富士山測候所が開設されて通年測候が行われたが、観測結果は超短波無線機で気象庁に送られた。 なお、富士山の気象観測の支援拠点は、初期の頃から御殿場に置かれていた。1941年(昭和16年)には支援拠点として御殿場事務所が開設され、富士山測候所職員の通勤や物資搬送には主に御殿場口登山道が使われており、御殿場口登山道沿いに測候所職員の冬季の登下山に使われた鉄製の手すりや避難小屋が撤去されずに残っている。
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