肺・心臓・消化器の合併症
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/04 05:00 UTC 版)
労作時の呼吸困難がある場合は間質性肺炎または心筋炎の合併を考慮する。間質性肺炎は報告にもよるが20~30%に合併すると言われる。抗ARS抗体や抗MDA5抗体陽性例では間質性肺炎が必発と考えられている。抗合成酵素症候群は間質性肺炎が80%に認められるという報告もある。病理学的な区分では非特異的間質性肺炎(NSIP)が多い。 心筋炎の合併は心不全や不整脈などの症候例は約10%である。重症の場合は致死的である。心電図や心筋逸脱酵素の測定や心臓超音波検査が必要となる。 消化器障害の合併は咽頭筋の障害が最も重要である。また炎症性腸疾患や特発性胆汁性肝硬変、特発性硬化性胆管炎を合併することがある。
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