聖母のエリザベト訪問_(アルベルティネッリ)とは? わかりやすく解説

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聖母のエリザベト訪問 (アルベルティネッリ)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/11 15:05 UTC 版)

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『聖母のエリザベト訪問』
イタリア語: Visitazione
英語: Visitation
作者 マリオット・アルベルティネッリ
製作年 1503年
種類 板上に油彩
寸法 232,5 cm × 146,5 cm (915 in × 577 in)
所蔵 ウフィツィ美術館フィレンツェ

聖母のエリザベト訪問』(せいぼのエリザベトほうもん、伊:Visitazione)は、イタリア盛期ルネサンス期の画家、マリオット・アルベルティネッリによる1503年の板上の油彩画である。制作年は作品の両方の柱に表示されている。現在、作品はフィレンツェウフィツィ美術館に所蔵されている[1]

ヴァザーリによると、本作はフィレンツェのサン・ミケーレ・アッレ・トロンベ教会(1517年に聖エリサベトに再奉献された教会)にあるサンテリサベッタ・デッラ・コングレーガ・デイ・プレーティ礼拝堂に由来する。アルベルティネッリは、フラ・バルトロメオドミニコ会修道士としての誓いを立てる1503年までフラ・バルトロメオと共同で制作した。現在、ルーヴル美術館に所蔵されている素描は、この年より前のある段階で、2人の芸術家が一緒に絵画の構図を作成したことを示している。絵画自体は、ほぼ工房の協力なしにアルベルティネッリにより制作されたが、1995年の修復作業中、作品にアルベルティネッリの署名が見つかった。

背景の風景はペルジーノの作品を基にしているが、女性の足元の精緻な植物は、レオナルド・ダ・ヴィンチの同様の植物の影響を受けている。ほとんど金属的な色彩は、ミケランジェロの『聖家族』の色彩を予期している[2]

プレデッラ (裾絵)

本作には、「受胎告知」、「幼子イエスの礼拝」、「キリストの割礼」の場面からなるプレデッラが存在する。

脚注

  1. ^ (イタリア語) Gloria Fossi, Uffizi, Giunti, Firenze 2004. ISBN 88-09-03675-1
  2. ^ Official catalogue page” (イタリア語). 2021年9月11日閲覧。

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