群衆 (映画)とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > 群衆 (映画)の意味・解説 

群衆 (1941年の映画)

(群衆 (映画) から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/02/28 14:15 UTC 版)

群衆
Meet John Doe
映画のポスター
監督 フランク・キャプラ
脚本 ロバート・リスキン
原作 リチャード・コンネル
出演者 ゲイリー・クーパー
バーバラ・スタンウィックほか
音楽 ディミトリ・ティオムキン
配給 ワーナー・ブラザース
公開

1941年5月3日

1951年6月15日
上映時間 122分
製作国 アメリカ
言語 英語
テンプレートを表示

群衆』(ぐんしゅう、原題: Meet John Doe)は、1941年アメリカ映画。監督はフランク・キャプラ

作品情報

フランク・キャプラと脚本家のロバート・リスキンが最後に手を組んだコメディ映画。でっちあげられた新聞のコラムから物語が展開する「草の根運動」をテーマにした映画である。

この映画は興行的にも大成功を収め、その年のアカデミー賞にノミネートされた。また、アメリカン・フィルム・インスティチュートが選ぶ「感動の映画ベスト100」では49位に選出されている。

公開の28年後である1969年に著作権登録を更新できなかったため、現在はアメリカにおいてはパブリックドメインになっている。

キャプラは最初からゲイリー・クーパーをジョン・ドウ役にするつもりであったが、クーパーは『オペラハット』ですでにキャプラ作品の主演を務めていたことや、ずっとバーバラ・スタンウィックとの共演を望んでいたため、映画の内容を知るまでもなく、この役のオファーを快く引き受けた。

あらすじ

新聞社の経営者が変わって、多くの社員の解雇が決まる。クビを切られることとなった新聞社のアン(バーバラ・スタンウィック)は腹いせに、炎上しても構わないとばかりに、架空の記事をでっちあげる。記事の内容は、職につけないのは腐敗した政治のせいで、その抗議として、クリスマスイブの夜に市庁舎の屋上から飛び降りることを旨とする、ジョン・ドウという架空の人物からの投書だった。この投書が新聞に載るや否や、反響は凄まじいものになる。発行部数を伸ばしたい新聞社は、この投書のジョン・ドウという人物を誰か雇って演じさせ、新聞記事にすることで販売部数を伸ばそうとしたりと、商売にしようとたくらむ。翌日、自称「ジョン・ドウ」が新聞社にたくさん集まってきた。そのなかから選ばれたのは、職をさがして新聞社を訪れた、現在無職の元野球選手ジョン・ウィロビィ(ゲイリー・クーパー)だった。彼はジョン・ドウという架空の人物を演じることになる。アンが演説の原稿を書き、ジョン・ドウがラジオ出演や講演会などで演説すると、アメリカ中で人気者となる。さらには、彼の思想を崇拝する者たちが「ジョン・ドウ クラブ」を作ったりと、一大ムーブメントとなる。

キャスト

スタッフ

外部リンク





英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「群衆 (映画)」の関連用語

群衆 (映画)のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



群衆 (映画)のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの群衆 (1941年の映画) (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS