絵馬にみる近世の酒造り
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/19 07:33 UTC 版)
智恩寺(宮津市)に奉納されて残る絵馬に、1669年(寛文9年)の「酒造り絵馬」がある。宮津の25名が商売繁盛を祈願したもので、精米から酒搾りまでの6工程が描かれている。特徴的なのは、米洗いや麹造りの工程で、女性が共に立ち働いている様子が描かれている点にある。 長期間の閉鎖空間での労働を要する酒造の場では、女性がいると男の腕が鈍るとして室町時代頃より女人禁制とする慣習がうまれたが、江戸時代初期の丹後地方においてはそうした禁忌がなかったことがうかがわれる。
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