経済行動の構造
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/04/08 01:00 UTC 版)
塩沢は、経済行動を定型行動/プログラム行動と捉えるが、それらがどのような構造をもつか、どの程度の普遍性をもつかについても考察している。プログラム行動のもっとも単純な(構成的な)形態はCD変換として捉えられる。CD変換とは、吉田民人が提唱した概念で、Cognitive Meaning を Directive Meaningに変換するという意味である。この考え方は、チャールズ・サンダース・パースに発想の起源がある。 CD変換が複合された形態として、塩沢はチューリング機械に習ってqSS'q'という4つ組みの集合として、いかなる複雑な行動も記述されると主張している。 なお、定型行動を強調するからといって、塩沢が熟慮された行動を否定しているわけではない。
※この「経済行動の構造」の解説は、「塩沢由典」の解説の一部です。
「経済行動の構造」を含む「塩沢由典」の記事については、「塩沢由典」の概要を参照ください。
- 経済行動の構造のページへのリンク