紙管
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/05/06 03:45 UTC 版)
紙管(しかん)は、紙でできた管。紙筒ともいう。紙に糊を塗布し、強い力で引っ張りながら鉄芯に巻いたものを乾燥させてできる[1]。主に紙、繊維、フィルム等を巻くための軸として使用される[1]。また、容器として用いられることもある。再生紙で作られるものが多い。紙管は水に溶けにくく、使用済みの紙管のリサイクル率は38%にとどまる[1]。家具や建築の材料として使用される場合もあり、2014年にプリツカー賞を受賞した建築家の坂茂が愛用している。
用途
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巻芯
ラップフィルム、粘着テープ、壁紙、障子紙、繊維などの巻芯として用いられる。巻芯として用いられるものの中には、紙管の表面に緩衝材で加工を施しているものもある。
容器
ポスター、設計図、カレンダーなどの紙製品を丸め、紙管の内部に収めて容器としても用いられる。底が塞がった蓋付きのものもあり、卒業証書用の筒として用いられているほか、大型のものは菓子などを詰める容器としても用いられている。
主なメーカー
容器専門メーカー
脚注
- ^ a b c 坂田裕輔, 服部雄一郎, 平野研一「紙管リサイクルによるフロー改善がもたらす経済効果の推計」『廃棄物資源循環学会研究発表会講演集』第23巻、廃棄物資源循環学会、2012年、21-22頁、doi:10.14912/jsmcwm.23.0_21。
- ^ “日本紙管工業株式会社”. 日本紙管工業株式会社. 2025年5月6日閲覧。
- ^ “米谷紙管製造”. 米谷紙管製造. 2025年5月6日閲覧。
- ^ “富士紙管株式会社”. 2025年5月6日閲覧。
- ^ “田中紙管株式会社│各種紙管の開発・製造・販売”. www.tanakapt.co.jp. 2025年5月6日閲覧。
- ^ “紙加工半世紀以上 【国内自社製造】の❝平田紙管株式会社❞”. 平田紙管株式会社. 2025年5月6日閲覧。
- ^ “大島紙管株式会社 | 群馬県太田市”. 大島紙管株式会社. 2025年5月6日閲覧。
- ^ “昭和丸筒 |紙管・プラスチックコア・梱包材・精密プラスチック成形などの課題解決型メーカー”. 昭和丸筒 (2025年4月30日). 2025年5月6日閲覧。
- ^ “株式会社三協丸筒”. sankyo-marutsutsu.co.jp. 2025年5月6日閲覧。
- ^ “紙管(紙筒)・容器(パッケージ) | スパイラル紙業”. www.spiral-paper.co.jp. 2025年5月6日閲覧。
- ^ “TOP - 紙管のサカイ”. shikan-sakai.com (2021年4月23日). 2025年5月6日閲覧。
- ^ “ホシノ”. hoshino.world.coocan.jp. 2025年5月6日閲覧。
- ^ “株式会社富士商行:卒業証書・丸筒・角筒・証書ホルダーの専門メーカー”. 株式会社富士商行. 2025年5月6日閲覧。
- ^ “卒業証書入れ・製図筒は、愛知県あま市の日本丸筒有限会社”. www.nihonmarututu.co.jp. 2025年5月6日閲覧。
- ^ “丸筒、角筒、クラフトパックの中部丸筒(株)”. chubu-maru22.com. 2025年5月6日閲覧。
- ^ “卒業用品・日誌・教務用品・エシカルな紙製品のミヤザワ株式会社”. ミヤザワ株式会社. 2025年5月6日閲覧。
- ^ “[http://www.yamada-shikan.co.jp/ �R�c���ǁi���j]”. www.yamada-shikan.co.jp. 2025年5月6日閲覧。
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