粉砕の法則
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/07 01:56 UTC 版)
粉砕に関する多くの研究があるにも関わらず、粉砕の操作と粉砕の結果を結びつけるような公式はまだ得られていない。目的とする粒径に必要な粉砕操作の計算は、粒径によって次の3つの半経験モデルが使われる。 KICK for d > 50 mm W K = c K ( ln d A − ln d E ) {\displaystyle W_{K}=c_{K}(\ln d_{A}-\ln d_{E})\,} c K = 1.151 c B d B U − 0.5 {\displaystyle c_{K}=1.151c_{B}{d_{BU}}^{-0.5}\,} BOND for 50 mm > d > 0.05 mm W B = c B ( 1 d E − 1 d A ) {\displaystyle W_{B}=c_{B}\left({\sqrt {\frac {1}{d_{E}}}}-{\sqrt {\frac {1}{d_{A}}}}\right)\,} RITTINGER for d < 0.05 mm W R = c R ( 1 d E − 1 d A ) {\displaystyle W_{R}=c_{R}\left({\frac {1}{d_{E}}}-{\frac {1}{d_{A}}}\right)\,} c R = 0.5 c B d B L 0.5 {\displaystyle c_{R}=0.5c_{B}{d_{BL}}^{0.5}\,} ここで、W は kJ/kg の単位で表した粉砕の仕事量、dA は粉砕前の物質の大きさ、dE は粉砕後の粒径である。 また、cK 、cB 、cR は粉砕係数であり、dBU = 50 mm、dBL = 0.05 mm(BONDの範囲の上限、下限)、BONDの粉砕係数cB は用いる材料によって異なる。
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