笹本真司
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笹本 真司(ささもと しんじ、1985年〈昭和60年〉7月29日 - )は、日本の政治家。秋田県鹿角市長(1期)。元鹿角市議会議員(1期)。広島県出身[1]。
経歴
広島県尾道市に生まれ、以後広島市で育つ[2]。古田幼稚園、広島市立古田小学校、修道中学校・高等学校を経て、東京工業大学(現・東京科学大学)工学部に進学し、同大学院修士課程化学工学専攻を修了した[3]。この間、フィンランド・ヘルシンキ工科大学へ約10か月の交換留学を行った[4]。その後、東洋エンジニアリング株式会社に約7年にわたって勤務し、このうち6年間をベネズエラ、アメリカ合衆国、インドネシアで過ごした[5]。休暇で日本に戻るたびに活気のなさを痛感し、地方で役に立とうと同社を退職した[6]。
東京の社会人塾「一新塾」に通っていた際に3年間鹿角市に来て、経営を通じた地域再生を勉強するために市内のホテルに入社した[7]。その後、2021年の鹿角市議会議員選挙に立候補してトップ初当選を果たした[8]。鹿角市議会議員は当時の鹿角市長であった関厚が職員に対するパワーハラスメントによる1回目の不信任決議を受けて議会を解散する[9]まで、1期務めた。
2025年鹿角市長選挙
その後、関は2回目の鹿角市議会からの不信任決議を受けて失職した[10]。笹本はこれに伴う鹿角市長選挙への立候補を表明[11]し、4月27日行われた投開票の結果、前職の関ら4候補を抑え、初当選を果たした[12]。
※当日有権者数:23,446人 最終投票率:58.41%(前回比:🔻4.72pts)
候補者名 | 年齢 | 所属党派 | 新旧別 | 得票数 | 得票率 | 推薦・支持 |
---|---|---|---|---|---|---|
笹本真司 | 39 | 無所属 | 新 | 5,268票 | 38.82% | |
関厚 | 71 | 無所属 | 前 | 4,746票 | 34.97% | |
金澤大輔 | 51 | 無所属 | 新 | 2,367票 | 17.44% | |
奈良大氣 | 40 | 無所属 | 新 | 754票 | 5.56% | |
藤井陽光 | 77 | 無所属 | 新 | 436票 | 3.21% |
笹本は市外の出身者として初めて鹿角市長に就任したとともに、当選時の年齢は39歳で、市の施行以来歴代最年少での就任となった[13]。
エピソード・人物
脚注
- ^ “プロフィール”. 2025年6月8日閲覧。
- ^ “プロフィール”. 2025年6月8日閲覧。
- ^ “プロフィール”. 2025年6月8日閲覧。
- ^ “プロフィール”. 2025年6月8日閲覧。
- ^ “プロフィール”. 2025年6月8日閲覧。
- ^ “プロフィール”. 2025年6月8日閲覧。
- ^ “笹本真司 |鹿角市長|元鹿角市議会議員| 卒塾生からのメッセージ”. 一新塾. 2025年6月8日閲覧。
- ^ “鹿角市議会議員選挙 - 2021年03月14日投票 | 秋田県鹿角市”. 選挙ドットコム. 2025年6月8日閲覧。
- ^ “パワハラで不信任決議受け、秋田・鹿角市長が市議会解散「対応問う」:朝日新聞”. 朝日新聞 (2025年2月5日). 2025年6月8日閲覧。
- ^ 日本放送協会 (2025年3月21日). “パワハラ認定 秋田 鹿角市長が2回目の不信任議決受け失職に | NHK”. NHKニュース. 2025年6月8日閲覧。
- ^ 日本放送協会. “鹿角市長選 笹本真司氏が立候補表明|NHK 秋田県のニュース”. NHK NEWS WEB. 2025年6月8日閲覧。
- ^ “市長失職に伴う鹿角市長選、笹本氏が初当選 パワハラ問題で混乱、市政刷新へ|秋田魁新報電子版”. 秋田魁新報電子版 (2025年6月7日). 2025年6月8日閲覧。
- ^ 「前市長の失職に伴う鹿角市長選挙 39歳 笹本真司氏が当選し初登庁「みなさんの気持ちを1つにまとめる存在になりたい」」『秋田放送』2025年4月28日。2025年5月4日閲覧。
- ^ “プロフィール”. 2025年6月8日閲覧。
- ^ “ささもと しんじさんのプロフィール - はてな”. profile.hatena.ne.jp. 2025年6月8日閲覧。
外部リンク
- 笹本真司のページへのリンク