第24回全日本吹奏楽コンクール課題曲とは? わかりやすく解説

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第24回全日本吹奏楽コンクール課題曲

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/06/03 00:50 UTC 版)

第24回全日本吹奏楽コンクール課題曲は、社団法人 全日本吹奏楽連盟朝日新聞社主催「全日本吹奏楽コンクール」の第24回(1976年)大会課題曲のことである。この記事では、この年の課題曲全般について、および個々の楽曲の詳細情報について記す。

全般的な傾向・背景など

4曲のうち2曲が公募による入選曲である。

(A)即興曲

後藤洋が公募に応じて作曲し、入選したものである。作曲者は当時高校生であり、その点で話題にもなった。

緩・急・緩の三部形式からなる。特に曲の始まりと終結は、薄い響きによる繊細な音楽となっており、作曲者自身も「吹奏楽曲らしくない曲」と称していた。

(B)吹奏楽のための協奏的序曲

藤掛廣幸が公募に応じて作曲し、入選したものである。

曲のおおまかな構成として、ファンファーレ風の序奏、主部、緩徐部分、コーダからなる。

主部は、例えばブリテンの「青少年のための管弦楽入門」の終結部に似ており、順番に楽器が加わりながらフーガを形成していく。

(C)カンティレーナ

連盟委嘱により保科洋が作曲した行進曲。

(D)ポップス描写曲「メイン・ストリートで」

連盟委嘱により岩井直溥が作曲した。岩井は前年に引き続き、2年連続してポップス風の課題曲を作曲したことになる。

曲のおおまかな構成として、序奏部分、ゆっくりしたポップス、速いポップス、コーダからなる。大通り(メインストリート)の一日を描写するように曲が推移し、それぞれ「夜明け」「朝」「昼間から夕方」「夜」を描写したとされる。また、小鳥のさえずり・自動車の轟音・クラクションなどを描写したと思われる部分もある。

編成には、ドラムセットエレキベースも含まれる。

作品の評価、コンクールでの演奏

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