第2独立特殊任務旅団_(ロシア陸軍)とは? わかりやすく解説

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第2独立特殊任務旅団 (ロシア陸軍)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/06/04 04:40 UTC 版)

第2独立特殊任務旅団
創設 1962年12月1日
所属政体 ソビエト連邦
ロシア
所属組織 ロシア連邦軍参謀本部情報総局
部隊編制単位 旅団
兵科 スペツナズ
兵種/任務/特性 特殊作戦
所在地 プスコフ州プスコフ
通称号/略称 軍部隊64044
上級単位 レニングラード軍管区
主な戦歴 アフガニスタン侵攻
第一次チェチェン紛争
第二次チェチェン紛争
南オセチア紛争
ドンバス戦争
ロシアのウクライナ侵攻
指揮官 コンスタンチン・ブシュエフ大佐
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第2独立特殊任務旅団(だい2どくりつとくしゅにんむりょだん、ロシア語: 2-я отдельная бригада специального назначения、略称2 обрСпН)は、ロシア陸軍旅団レニングラード軍管区隷下。

歴史

  • 1962年9月17日~1963年3月1日:プスコフにおいて、第20独立特殊任務中隊に基づき、第2常備特殊任務旅団編成。旅団創設記念日は12月1日
  • 1985年~1989年:第22独立特殊任務旅団に基づき編成された第177独立特殊任務支隊がアフガニスタンでの戦闘行動に参加
  • 1995年1月~4月:旅団に基づき混成支隊が編成され、ベスランに駐屯した。
  • 1999年:北カフカースでの戦闘行動に参加
  • 2000年2月21日:シャトイ郊外において、旅団偵察グループが待ち伏せに遭い、兵士25人(+救援の他部隊兵士8人)が戦死した。
  • 2006年9月19日:混成支隊が駐屯地に帰還
  • 2008年8月:第329独立特殊任務支隊が、混成平和維持軍の増援として、グルジア・オセチア紛争地帯に派遣される。

旅団からは、4人のロシア連邦英雄(アレクサンドル・カリーニン大尉、セルゲイ・シャンソフ准尉、セルゲイ・サモイロフ上級中尉、ミハイル・ボチェンコフ大尉)が輩出している。

ロシアのウクライナ侵攻

旅団はロシアのウクライナ侵攻に参加していると報道されている[1]。2022年7月11日、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は、ウクライナでの軍事行動に対し、同旅団に栄誉ある旅団資格「衛兵」を授与した[2]

2023年6月からロシアベルゴロド州クルスク州に配備され、反プーチン・ロシア人勢力の自由ロシア軍団ロシア義勇軍団、シベリア大隊の頻繁な越境攻撃を国境で防御しているとされる[3]

編制

  • 第70独立特殊任務支隊(軍部隊75242)
  • 第177独立特殊任務支隊(軍部隊83395)
  • 第329独立特殊任務支隊(軍部隊44917)
  • 第700独立特殊任務支隊(軍部隊75143)
  • 下級特技兵学校
    • 2個教育中隊
  • 准尉学校
  • 特殊無線通信支隊
  • 物資保障中隊

歴代旅団長

職名 就任年 氏名 階級
旅団長 1962年 - 1966年 アレクセイ・グリシャコフ 大佐
旅団長 1966年 - 1974年 イーゴリ・クレホフスキー 大佐
旅団長 1974年 - 1975年 オレグ・ジャーロフ 大佐
旅団長 1975年 - 1979年 ユーリー・ゴロウセンコ 大佐
旅団長 1979年 - 1987年 ウラジーミル・グヴォズヂ 大佐
旅団長 1987年 - 1989年 アナトーリー・ベズルチコ 大佐
旅団長 1989年 - 1997年 ゲンナジー・シドロフ 大佐
旅団長 1997年 - ? アナトーリー・ブラシュコ 大佐
旅団長 ? - ? ハルチェンコ

出身者

脚注

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