第1~6景
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/05 14:31 UTC 版)
「スガナレル (戯曲)」の記事における「第1~6景」の解説
セリーとその父親ゴルジビュスが登場。セリーはすでにレリーと恋人であるにもかかわらず、ゴルジビュスに気の進まない相手と結婚させられそうになっており、それがあまりにいやなので泣いている。元はと言えばレリーとの交際をセリーに勧めたのもゴルジビュスであったが、彼は結婚相手としてより有利な、財産を持った男(=ヴァレール)と結婚させようとしているのであった。ゴルジビュスがいなくなって、ばあやがセリーに結婚を勧めていると、レリーに贈られた肖像画を見ていたセリーは突然気を失って倒れてしまった。ばあやの叫び声を聞いて、スガナレルが登場。ところが、スガナレルがばあやに頼まれてセリーを抱えているところを、その妻に見られてしまい、浮気と勘繰られてしまった。スガナレルの妻は浮気現場を押さえようと広場に出てくるが、すでにそこにはスガナレルの姿はない。かわりに、セリーが落としていったスガナレルの肖像画の入った箱を拾ったのだった。セリーを運び終わって広場に戻ってきたスガナレルであったが、そこで彼が目にしたものは、肖像画に描かれた美男子(=レリー)に現を抜かし、キスまでしている妻の姿だった。お互いの勘違いから、話の噛み合わない口論を始めるスガナレルとその妻。肖像画を抱えて逃げていく妻であった。
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