第一 スタイルの、あるいはパフォーマティブなレベル((1)への抵抗)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/18 15:08 UTC 版)
「存在論的、郵便的―ジャック・デリダについて」の記事における「第一 スタイルの、あるいはパフォーマティブなレベル((1)への抵抗)」の解説
デリダの読解において所与のテクストはつねに要素(語あるいは綴り字)の集積へと分解され、テクストの縁を超え連想関係の網目のなかに溶解する。この特徴は、ときに恣意的な言葉遊びとしか見えないスタイルに反映されている。そこでは著者の意図や語られた概念といった確固たる対象を扱うことができず、ただエクリチュールの断片(接頭辞や接尾辞、あるいはglといった断片)だけを頼りにテクストを読むしかない。
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