窓の杜「プラグイン」問題
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/05 02:02 UTC 版)
「拡張機能 (Mozilla)」の記事における「窓の杜「プラグイン」問題」の解説
事の発端は2005年2月17日に掲載された窓の杜の『「Firefox」プラグイン特集』という記事である。編集部が“拡張機能”という言葉が一般に認識されにくい、IEなど他製品で言う“プラグイン”と同じものであるとして意識して欲しいなどの理由から、記事の中で“プラグイン”という表記を取った。(しかしIEの機能拡張プログラムは「アドオン」と呼ばれており、窓の杜もそれを肯定しているため既に主張が破綻しているとの指摘がある)。 しかしこの表記がユーザーの混乱を招くとして懸念され、Bugzilla-jpにはバグとして登録されるまで問題が発展した。 このことについて国内の拡張機能開発者Piroらは以下のような点が問題だと述べている。 ユーザーが拡張機能を「プラグイン」として認識してしまうと検索などで拡張機能を探し出すことが困難となる。 用語の浸透度が逆転すると本来の「プラグイン」の情報が「プラグインとして認識された拡張機能」の情報に埋もれてしまい、本来の「プラグイン」を検索したいユーザーや開発者を翻弄させる。 この問題は1年近く議論されていたが、窓の杜2006年3月23日の記事で編集部は「今後“プラグイン”と“拡張機能”を区別して表記する」と書いたため問題は終結した。 その後MozillaはFirefox 2.0のリリース以降ソフトウェアの画面や公式ページで拡張機能やテーマをまとめて「アドオン」としており、拡張機能は「アドオン」とも呼ばれるようになっている。
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