移民と若年労働者の雇用
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/09 15:36 UTC 版)
移民の流入によって仕事が奪われるとし、移民の流入による職や雇用機会の減少という不安が持たれる場合がある。地域間の差を用いた研究では、外国人の流入が雇用に与える影響は存在しない、あるいは存在してもわずかな負の影響であることを示したものがほとんどであるが、Borjas(2003)の研究は移民流入が母国労働者に意味のある大きさの影響を与えることを示し、塗師本(2014)の研究は外国人比率の上昇は若年失業者割合および非労働力人口割合を高めることが結論付けられ、1990年 - 2010年の日本においては外国人労働者と若年労働者は代替関係にあることを示した。すなわち、この時期の日本においては移民の流入によって若年層の雇用が奪われていたと言える。
※この「移民と若年労働者の雇用」の解説は、「移民」の解説の一部です。
「移民と若年労働者の雇用」を含む「移民」の記事については、「移民」の概要を参照ください。
- 移民と若年労働者の雇用のページへのリンク