福田正夫賞
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福田正夫賞(ふくだまさおしょう)は、「福田正夫詩の会」が主催する優れた現代詩の詩集に贈られる文学賞。大正から昭和時代に活躍した民衆詩派の詩人、福田正夫の業績を記念して没後35年に当たる1987年に創設された[1]。「新人の発掘、および現代詩壇への貢献」を目的とする[2]。
受賞作
回(年度) | 受賞者 | 受賞作 |
---|---|---|
第1回(1987年度) | 以倉紘平 | 『日の門』(詩学社) |
第2回(1988年度) | 若松丈太郎 | 『海のほうへ海のほうから』(花神社) |
第3回(1989年度) | 桃谷容子 | 『黄金の秋』(詩学社) |
第4回(1990年度) | 塚田高行 | 『声の木』(詩学社) |
第5回(1991年度) | 草間真一 | 『オラドゥルへの旅』(詩人会議) |
第6回(1992年度) | 伊藤芳博 | 『どこまで行ったら嘘は嘘?』(書房ふたば) |
第7回(1993年度) | 松島雅子 | 『神様の急ぐところ』(詩学社) |
第8回(1994年度) | 金井雄二 | 『動きはじめた小さな窓から』(ふらんす堂) |
第9回(1995年度) | 黒羽由紀子 | 『夕日を濯く』(国文社) |
第10回(1996年度) | 麻生秀顕 | 『部屋』(土曜美術社出版販売) |
第11回(1997年度) | 吉田章子 | 『小さな考古学』(書肆青樹社) |
第12回(1998年度) | 田村周平 | 『アメリカの月』(ガル出版企画) |
第13回(1999年度) | 苗村吉昭 | 『武器』(編集工房ノア) |
第14回(2000年度) | 松田悦子 | 『ジジババ』(私家版) |
李美子 | 『遥かな土手』(土曜美術社出版販売) | |
第15回(2001年度) | 秋元炯 | 『血まみれの男』(土曜美術社出版販売) |
第16回(2002年度) | 石井春香 | 『砂の川』(編集工房ノア) |
第17回(2003年度) | 畑田恵利子 | 『無数のわたしがふきぬけている』(詩学社) |
第18回(2004年度) | 早矢仕典子 | 『水と交差するスピード』(詩学社) |
第19回(2005年度) | 中村明美 | 『ねこごはん』(ジャンクション・ハーベスト) |
第20回(2006年度) | 小網恵子 | 『浅い緑、深い緑』(水仁舎) |
第21回(2007年度) | 田中裕子 | 『美しい黒』(侃侃社) |
第22回(2008年度) | 斉藤なつみ | 『私のいた場所』(砂子屋書房) |
第23回(2009年度) | 渡ひろこ | 『メール症候群』(土曜美術社出版販売) |
第24回(2010年度) | 富山直子 | 『マンモスの窓』(水仁舎) |
第25回(2011年度) | 渋谷卓男 | 『雨音』(ジャンクション・ハーベスト) |
第26回(2012年度) | 大城さよみ | 『ヘレンの水』(本多企画) |
第27回(2013年度) | 塩野とみ子 | 『桃を食べる』(土曜美術社出版販売) |
第28回(2014年度) | 吉川伸幸 | 『こどものいない夏』(土曜美術社出版販売) |
第29回(2015年度) | 八木真央 | 『うそつき わたし もっと』(三宝社) |
第30回(2016年度) | 金井裕美子 | 『ふゆのゆうれい』(書肆山住) |
第31回(2017年度) | 宮城ま咲 | 『よるのはんせいかい』(土曜美術社出版販売) |
第32回(2018年度) | 高島りみこ | 『海を飼う』(待望社) |
第33回(2019年度) | 与那覇恵子 | 『沖縄から見えるもの』(コールサック社) |
第34回(2020年度) | 遠藤ヒツジ | 『しなる川岸に沿って』(文化企画アオサギ) |
第35回(2021年度) | 椿美砂子 | 『青売り』(土曜美術社出版販売) |
第36回(2022年度) | 篠崎フクシ | 『ビューグルがなる』(土曜美術社出版販売) |
第37回(2023年度) | 井嶋りゅう | 『影』(文化企画アオサギ) |
脚注
- ^ 横浜生まれの文学賞 福田正夫賞 - 横浜市
- ^ コトバンク 福田正夫賞
外部リンク
- 福田正夫賞 - e-hon
- 福田正夫賞のページへのリンク