福田川 (愛知県)とは? わかりやすく解説

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福田川 (愛知県)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/07/05 14:18 UTC 版)

福田川
稲沢市高重東町
水系 二級水系 日光川
種別 二級河川
延長 16.2[1] km
流域面積 31.2[1] km²
水源 稲沢市小池付近(愛知県
河口・合流先 日光川(愛知県)
流域 愛知県
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日光川水系の概略図

福田川(ふくだがわ)は、日光川水系の二級河川愛知県稲沢市あま市海部郡大治町名古屋市・海部郡蟹江町を流れる。日光川本川に合流する1次支川[2][3]

地理

愛知県稲沢市小池付近を上流端として南に流れ、名古屋市港区福前付近で日光川に合流する。河川延長は約16.2キロメートル[1]

濃尾平野に水を供給する宮田用水管内の代表的な排水路であり、子生和池田町付近で宮田用水の1つである大江川(大江用水)から分水する大助川から接続する[4]。河道は主に矢板コンクリートによる護岸ががなされており、日光川合流点から約12.8キロメートルは堤防があり、それより上流側は掘込河道となっている[1]

海部郡大治町西條あま市七宝町秋竹七宝町遠島の境目付近で小切戸川伏せ越しによって交差していたが[5]、東岸側の小切戸川から福田川への排水機場2010年(平成22年)までに整備されたために伏せ越しは撤去され[6][7][8]2011年(平成23年)以降は河川法上は福田川を境として別の河川として管理されている[2][3]

あま市北部一帯の空中写真。中央付近を流れるのが福田川、やや西側を流れるのが蟹江川(写真の範囲より北は大江川)。1987年に撮影された国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成

歴史

江戸時代初期には現在の福田川の流路には小規模な用排水路が存在するのみで、現在のような河川は存在しなかった[5]1640年寛永17年)と1647年正保4年)に上流側(現在のあま市二ツ寺古道付近)の新田開発のために用排水路の拡幅工事が行われ、1796年寛政8年)に大切戸川・小切戸川を分断する形で拡幅・開削工事が行われ、この時に「福田川」と命名された[5]

出典

  1. ^ a b c d 愛知県名古屋市. “二級河川 日光川水系 河川整備計画: 河川の概要” (PDF). 2022年12月15日閲覧。
  2. ^ a b 国土交通省中部地方整備局. “河川コード台帳(河川コード表編)” (PDF). 2022年12月15日閲覧。
  3. ^ a b 国土交通省中部地方整備局. “河川コード台帳(河川模式図編)” (PDF). 2022年12月15日閲覧。
  4. ^ 新井信男市街化地域の拡張と農業水利秩序の行政的再編成過程 : 大規模土地配良区の運営について」『経済地理学年報』第19巻第1号、1973年、29-43頁、doi:10.20592/jaeg.19.1_292022年12月15日閲覧 
  5. ^ a b c 愛知県 (2018年11月7日). “川筋の変遷とその痕跡-愛知県の河川の歴史-”. 2022年12月15日閲覧。
  6. ^ 愛知県. “事前評価調書” (PDF). 2022年12月19日閲覧。
  7. ^ 愛知県. “西條小切戸川排水機場の供用開始”. 2022年12月19日閲覧。
  8. ^ 愛知県. “常任委員会:建設委員会 委員会審査状況(令和3年8月18日)”. 2022年12月19日閲覧。

外部リンク

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