磨伸映一郎とは? わかりやすく解説

磨伸映一郎

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/06/10 17:02 UTC 版)

磨伸 映一郎(ましん えいいちろう)は、日本漫画家脚本家。『まんが4コマぱれっと』(一迅社)にて『氷室の天地 Fate/school life』を連載中。

略歴

眼鏡と映画・オールドゲームやオールドアニメに関するネタを強みとする芸風。アマチュア時代は「魔神破天荒(ましんはてんこう)」というペンネームを使用していたが、商業で描いていく上でこのペンネームでいいのかと思った事、姓名判断で画数が最悪と占われた事、他作家と間違われる事があった事から改名[1]。自画像のモチーフはフラットウッズ・モンスター

アマチュア時代の同人活動では格闘ゲーム系を経てギャルゲー系に移行。この頃に眼鏡属性が開花し「眼鏡っ娘好き」としての活動を開始。ラポートの編集局長だった小牧雅伸に見いだされ、2002年に商業アンソロジー作家としてデビュー[2]。そのラポートを皮切りにスクウェア・エニックス一迅社宙出版と、各社刊行のアンソロジーに参加。

2006年には、一迅社の4コマ雑誌『まんが4コマKINGSぱれっと』Vol.2より『氷室の天地 Fate/school life』の連載を開始。

2011年頃より角川書店での活動も始め、ドラマCDの脚本も手がけるようになる。

アナログゲームの愛好家でもあり、その縁もあってか2017年よりグループSNEが刊行する雑誌『ゲームマスタリーマガジン』内にアナログゲーム紹介漫画の連載を始め、正体隠匿型アナログゲーム『シャドウレイダーズ』などのイラストも担当した。

所属同人サークルは「んじゃめな本舗」。名付けの由来は「『ん』から始まるサークル名なら同人イベントのパンフでサークルリストの最後尾に来るから目立つ」のが理由の一つと語っている。

作風

持ち味は「パロディ」を多用する芸風だが、一口にパロディと言っても「どうひねるのか」「如何(いか)にして意外性を持たせるのか」を忘れてしまうと、単に誰でも知ってるスラング的なものを羅列しているだけ……という事になってしまうため、ネタの調理の仕方には気をつけていると語っている。[3]

作品リスト

連載中

  • 氷室の天地 Fate/school life一迅社「まんが4コマぱれっと」掲載→「月刊Comic REX」掲載)
  • アナゲ超特急(グループSNE「ゲームマスタリーマガジン」→「GMウォーロック」掲載)

連載終了

  • 氷室の天地 Fate/school life 番外編 マキジ大作戦
  • 氷室の天地 Fate/school life 番外編 マキジ大作戦RIZING
  • Fate/Grand Order Duel YA特異点 密室遊戯魔境 渋谷 渋谷決闘事件(ヤングエース掲載)
  • 氷室行進曲 冬木Game Over(一迅社「まんが4コマぱれっと」休刊と共に終了)

漫画単行本


ドラマCD

  • Fate/Zero『アルトリア・ロマンス』(角川書店コンプティーク」2012年7月号特典)
  • Fate/Prototype『船上のメリークリスマス殺人事件』(角川書店「コンプティーク」2012年12月号特典)
  • Fate/EXTRA『とびだせ!史上最大!月面横断ウルトラクイズ』(角川書店「コンプティーク」2013年4月号特典)
  • Fate/hollow ataraxia『あるいは怪物という名の食卓』(角川書店「コンプティーク」2014年8月号特典)
  • FateクロスオーバードラマCD『バタフライ・エフェクト』(角川書店「TYPEMOONエース」Vol.10特典)
  • Fate/Grand Order『The Blue Bird』(角川書店「コンプティーク」2016年4月号特典)

ゲーム

  • フェイト/タイガーころしあむ』(カプコン 2007年9月13日発売、一部シナリオを担当)
  • フェイト/タイガーころしあむアッパー』(カプコン 2008年8月28日発売、一部シナリオを担当)
  • 『路地裏さつき』(TYPE-MOON 2013年4月1日のエイプリルフール企画。一部シナリオを担当)
  • 『シャドウレイダーズ』(グループSNE/Cosaic 2018年5月11日発売、キャラクターデザイン・イラストを担当)
  • 『シャドウレイダーズ拡張パック 女王陛下の飛行船』(グループSNE/Cosaic 2019年5月31日発売、キャラクターデザイン・イラストを担当)
  • 『ソーシャル・トレイン 大迷惑列車』(グループSNE 2020年8月25日発売、キャラクターデザイン・イラストを担当)

アニメ

脚注

  1. ^ ペンネームの変遷と、現在のペンネームの由来を教えて下さい”. 2014年12月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年11月16日閲覧。
  2. ^ 『ゲームコミック こみっくパーティー(1)』(ラポート)2002年1月10日発売 ISBN 4-89799-431-4
  3. ^ 本物のパロディは、元ネタ不明でも面白い - Fate公式コミカライズ担当作家:磨伸映一郎(後編)”. いちあっぷ講座 (2015年10月2日). 2015年10月2日閲覧。

関連項目

外部リンク





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