白い葬送曲
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/02 07:02 UTC 版)
「戦場ロマン・シリーズ」の記事における「白い葬送曲」の解説
エーデルワイスの花のエンブレムを付けたドイツ軍狙撃兵シュピッツは、機密情報を持って逃げる男を追っていた。その男とは、戦前、バイアスロン競技でライバルだったフィンランドの選手キャンベルだった。雪の中、命がけのバイアスロンが始まる。バイアスロン選手として技量の高かったキャンベルは、シュビッツの胸を撃ち抜く。キャンベルは最後のチャンスと、弾丸1発と照準が狂うように銃身をよく冷やした狙撃銃を瀕死のシュビッツの前に残して立ち去ろうとした。防寒用に持っていたブランデーを銃身に振りかけ火を点した狙撃銃でシュビッツは振り返ったキャンベルの額を撃ち抜く。自分は兵士になってしまったがキャンベルは最後まで選手だったのかと、死んでもキャンベルの後を追うことになるシュビッツは思うのだった。
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