痙縮性膀胱(過活動膀胱)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/03/11 07:01 UTC 版)
「神経因性膀胱」の記事における「痙縮性膀胱(過活動膀胱)」の解説
上位ニューロン障害により、下位中枢への抑制がなくなるため、反射性の排尿が起こり、頻尿、尿失禁がおこる。上位中枢と下位中枢を結ぶ下行路(大脳)のみを障害された無抑制性神経因性膀胱、と 下行路と上行路の両方(脊髄)を障害された自動性(反射性)神経因性膀胱 とがある。 無抑制性神経因性膀胱 大脳(下行路)の障害によっておこる。上位ニューロンの障害により下位ニューロンによる反射性収縮がおこり、頻尿、尿失禁が見られるものの残尿はなく尿流量も低下しない。尿意は維持される。切迫性尿失禁。 自動性(反射性)神経因性膀胱 脊髄(下行路、上行路)の障害によっておこる。上位ニューロンの障害により下位ニューロンによる反射性収縮がおこり、頻尿、尿失禁のほか残尿がみられ、尿流量が低下する。尿意はない。反射性尿失禁。
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