田中空 (ボクサー)とは? わかりやすく解説

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田中空 (ボクサー)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/06/29 13:49 UTC 版)

田中 空
基本情報
本名 田中 空
通称 ハマのタイソン
階級 ウェルター級
身長 165cm
リーチ 166cm
国籍 日本
誕生日 (2001-06-01) 2001年6月1日(24歳)
出身地 神奈川県川崎市
スタイル オーソドックス
プロボクシング戦績
総試合数 4
勝ち 4
KO勝ち 4
敗け 0
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田中 空(たなか そら、2001年6月1日 - )は、日本プロボクサー神奈川県川崎市出身。大橋ボクシングジム所属。現OPBF東洋太平洋ウェルター級王者。

父は元日本ミニマム級2位の田中強士、大叔父は元日本ミニマム級王者の田中昇。

来歴

ボクシング一家に生まれ、3歳からボクシングを始めた。神奈川県横浜市にある武相高等学校に入学しアマチュア3冠。東洋大学に進学してからは2022年国体優勝などの実績を作った[1]

アマチュアキャリア

2018年3月22日、宮崎市宮崎市総合体育館にて、森本浩(作新学院)と第29回全国高等学校ボクシング選抜大会ライトウェルター級準決勝戦で対戦し、2回RSC勝ちを収め、決勝戦進出を果たした[2]

2018年3月23日、宮崎市の宮崎市総合体育館にて、高橋麗斗(湘南)と第29回全国高等学校ボクシング選抜大会ライトウェルター級決勝戦で対戦し、3-2の判定勝ちを収め選抜優勝を果たすと共に、この大会最高賞に相当する「JOCジュニアオリンピックカップ」を受賞した[3]

2019年3月27日、前橋市ALSOKぐんま総合スポーツセンター・サブアリーナにて、由良謙神(芦屋学園)と第30回全国高等学校ボクシング選抜大会ライトウェルター級準決勝戦で対戦し、5-0の判定勝ちを収め、決勝戦進出を果たした[4]

2021年11月26日、東京都墨田区総合体育館にて、秋山佑汰(自衛隊)と全日本選手権ウェルター級2回戦で対戦し、0-5の判定負けを喫し、敗退した[5]

2022年11月24日、東京都の墨田区総合体育館にて、齋藤英豪(駒澤)と2022年度全日本ボクシング選手権大会ウェルター級2回戦で対戦し、5-0の判定勝ちを収め、準決勝戦に進出した。

2022年11月26日、東京都の墨田区総合体育館にて、脇田夢叶(日体大)と2022年度全日本ボクシング選手権大会ウェルター級準決勝戦で対戦し、1回1分39秒RSC負けを喫し、敗退した。

2023年6月10日、東京都の後楽園ホールにて、日向(拓大)と第76回関東大学ボクシングリーグ戦 東洋大vs拓大で対戦し、1回1分24秒RSC勝ちを収めた[6]

2024年4月2日、東京都の後楽園ホールでB級プロテストを受験し合格した[7]

プロキャリア

2024年6月25日、東京都の後楽園ホールにて、キム・ドンヨンとウェルター級6回戦を行い、初回1分8秒TKO勝ちを収め、プロデビュー戦を白星で飾った[8]

2024年10月17日、東京都の後楽園ホールにて、チャン・サーラーと67.1kg契約8回戦を行い、2回1分42秒TKO勝ちを収めた[9]

2025年3月25日、東京都の後楽園ホールにて、アドール・トーレスとウェルター級8回戦を行い、4回1分53秒TKO勝ちを収めた[10]

2025年6月19日、東京都の大田区総合体育館にて、小畑武尊(ダッシュ東保)とOPBF東洋太平洋ウェルター級王座決定戦を行い、4回2分1秒TKO勝ちを収め、王座獲得に成功した[11][12]

人物

  • 元世界ヘビー級統一王者マイク・タイソンに憧れており、「大きな相手を次々と倒すところがすごいし、自分のスタイルを貫く生き方に憧れます。タイソンのようなボクシングを目指しているので、たまに映像を見て動きをまねしています」と語っている[13]
  • 日本人初のウェルター級世界王者を目指している。

戦績

  • アマチュアボクシング:66戦 58勝 (39RSC) 8敗
  • プロボクシング:4戦 4勝 (4KO) 無敗
日付 勝敗 時間 内容 対戦相手 国籍 備考
1 2024年6月25日 1R 1:08 TKO キム・ドンヨン 韓国 プロデビュー戦
2 2024年10月17日 2R 1:42 TKO チャン・サーラー タイ
3 2025年3月25日 4R 1:53 TKO アドール・トーレス フィリピン
4 2025年6月19日 4R 2:01 TKO 小畑武尊(ダッシュ東保) 日本 OPBF東洋太平洋ウェルター級王座決定戦
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獲得タイトル

アマチュア
プロ
  • OPBF東洋太平洋ウェルター級王座(防衛0)

表彰

アマチュア

脚注

  1. ^ 【ボクシング】東洋大の「ダブル田中」、アマ6冠の田中将吾とアマ5冠の「横浜のタイソン」田中空が大橋ジムからプロ転向”. サンスポ (2024年3月13日). 2025年4月2日閲覧。
  2. ^ 田中空らが新世代築く高校ボクシング”. ボクシングモバイル (2019年3月22日). 2025年4月2日閲覧。
  3. ^ JOC杯は田中空と入江聖奈が獲得 アマ高校選抜決勝”. ボクシングニュース (2018年3月23日). 2025年4月2日閲覧。
  4. ^ 高校選抜きょう決勝 3冠の田中将吾ら順当勝ち”. ボクシングニュース (2019年3月28日). 2025年4月2日閲覧。
  5. ^ ボクシング世界選手権代表の秋山佑汰が圧勝発進「大きな勲章取りに行く」”. スポーツ報知 (2021年11月26日). 2025年4月2日閲覧。
  6. ^ [ボクシング接戦を勝ち切り拓大に7-2で勝利!いざ、全勝対決へ。]”. スポトウ (2023年6月23日). 2025年4月2日閲覧。
  7. ^ アマ7冠の坂井優太ら精鋭6人がプロテスト合格 あすのボクシング界を担うホープたちの物語”. ボクシングニュース (2024年4月3日). 2025年4月2日閲覧。
  8. ^ 期待の逸材 坂井優太がTKOデビュー、田中空、田中将吾、大橋蓮も初陣飾る”. ボクシングニュース (2024年6月25日). 2025年4月2日閲覧。
  9. ^ 【ボクシング】“ハマのタイソン”田中空が2連続KO勝利 東洋太平洋ランカーも早々に粉砕”. 日刊スポーツ (2024年10月17日). 2025年4月2日閲覧。
  10. ^ 今永虎雅がピニリに判定勝ち、日本王座前哨戦飾る 坂井優太、田中空、田中将吾勝つ”. ボクシングニュース (2025年3月25日). 2025年4月2日閲覧。
  11. ^ 佐々木尽の世界ウェルター級王座挑戦、田中空-小畑武尊、タノンサック-アラネタなど発表 6.19大田区総合体育館でLemino BOXING”. ボクシングニュース (2025年4月25日). 2025年4月26日閲覧。
  12. ^ 田中空がデビュー4連続KOでOPBF王座獲得、小畑武尊と猛烈打撃戦”. ボクシングニュース (2025年6月19日). 2025年6月29日閲覧。
  13. ^ ボクシング高校選抜2連覇の田中空 マイク・タイソンに憧れ、勝負勘抜群”. 高校生新聞ONLINE (2019年7月30日). 2025年4月2日閲覧。
  14. ^ 堤駿斗らにアマ年間賞受賞者が決定”. ボクシングモバイル (2018年2月8日). 2025年4月2日閲覧。

関連項目

外部リンク

空位
前タイトル保持者
佐々木尽
第44代OPBF東洋太平洋ウェルター級王者

2025年6月19日 - 現在

次王者
N/A



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