田中志津とは? わかりやすく解説

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田中志津

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/01/29 14:13 UTC 版)

田中 志津(たなか しづ、1917年大正6年)1月20日[1] - 2024年令和6年)11月3日)は、日本の女性作家日本文藝家協会会員。本名は田中 シヅ[2]

年譜

新潟県北魚沼郡小千谷町に生まれる。1966年(昭和41年)に随筆日記「雑草の息吹」が「今日の佳き日は」としてNHKで放送される。長女の佐知がFM放送で2001年(平成13年)に『佐渡金山を彩った人々』を全編朗読し、2003年(平成15年)には『冬吠え』を全編朗読した。

2005年(平成17年)、佐渡金山に「田中志津文学碑」(佐渡金山顕彰碑)が建立され、2010年(平成22年)には新潟県小千谷市船岡公園に「田中志津生誕之碑」が建立された[3]2011年(平成23年)には福島県いわき市の入院先病院で東日本大震災に罹災した[4]

2013年(平成25年)に『田中志津全作品集』を武蔵野書院より刊行し、2021年(令和3年)に『百四歳・命のしずく』を牧歌舎より刊行した[5][6]

2024年(令和6年)11月3日午前5時58分、老衰のため福島県いわき市の病院で死去[2]。107歳没。

作品一覧

  • 『信濃川』(1971年、光風社書店)
  • 『遠い海鳴りの町』(1977年、光風社書店)
  • 『佐渡金山の町の人々』(1990年)
  • 『冬吠え』(1991年、光風社出版)
  • 『佐渡金山を彩った人々』(2001年、新日本教育図書)
  • 『田中志津全作品集』(2013年、武蔵野書院
  • 『志津回顧録 短歌と随筆で綴る齢97の光彩』武蔵野書院 2014
  • 『年輪 随筆集』武蔵野書院 2015
  • 『雲の彼方に 歌集』KADOKAWA 2015
  • 『田中志津執筆の系譜 作家・田中志津が自身の作品について語る』武蔵野書院 2016
  • 『百四歳・命のしずく』牧歌舎 2021

共著

  • 『邂逅の回廊(コリドー) 田中志津・行明交響録』田中行明共著 武蔵野書院 2014

脚注

  1. ^ 『文藝年鑑』2016
  2. ^ a b “107歳の作家、田中志津さん死去 「佐渡金山」「信濃川」”. 産経新聞. (2024年11月7日). https://www.sankei.com/article/20241107-MMJ4YUIZJJLR7AY22CSFWVKPCY/ 2024年11月7日閲覧。 
  3. ^ 小千谷に文学の灯を~「田中志津生誕の碑」建立~ - 小千谷市ホームページ”. 小千谷市役所. 2018年9月10日閲覧。
  4. ^ 『文藝家協会ニュース』2017年12月「百寿を迎えられた会員」
  5. ^ 福島民友新聞 (2021年5月3日). “著書出版 104歳作家・いわきの田中志津さん 264ページに渾身込め”. 47NEWS. 2021年12月8日閲覧。
  6. ^ 百四歳・命のしずく 田中志津(著/文) - 牧歌舎”. 版元ドットコム. 2021年12月8日閲覧。

関連項目




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