生息地と地質年代
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/08 23:46 UTC 版)
アダサウルスの2つの標本がモンゴル南部、ゴビ砂漠にあるネメグト層(英語版)で発見されている。ホロタイプ IGM 100/20 は部分的な頭骨を含む不完全な骨格で、他に尾の後部を除く脊椎、骨盤の3つの骨、肩帯、後肢が含まれている。第二の標本パラタイプIGM 100/51も同じ論文に記載されており、こちらは別の骨格の後肢を含む下半身で構成されている。両標本とも現在はモンゴル、ウランバートルにあるモンゴル地質研究所に収蔵されている。 ネメグト累層の地質年代は正確には分かっていないものの、一般に白亜紀後期マーストリヒト期のものと考えられていて、アダサウルスは7200万年前から6600万年前に生息していたと推定される。この累層からは他にティラノサウルス類のタルボサウルス、オルニトミムス科のアンセリミムス、トロオドン科のザナバザル(Zanabazar)やハドロサウルス類のサウロロフスが発見されている。
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