現代中国語の全濁の消滅と声調の関係
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/10 15:00 UTC 版)
「清濁」の記事における「現代中国語の全濁の消滅と声調の関係」の解説
詳しくは「濁上変去」を参照 現代中国語(普通話)では、中古音にあった全濁声母が無声化したが、声調によって以下のように変化した。 全濁声母は平声では無声有気音に、それ以外では原則として無声無気音になった。 平声では声調の違いによって清音が陰平に、濁音が陽平に移動したために、区別が保たれている。 全濁上声だったものは、去声に流入した。 もと入声だったものは、原則として全濁は陽平聲に、次濁は去聲に流入した。 全濁上声が去声になったため、「上声」の「上」の字が去声(shàng)になってしまったが、例外として「上声」のときだけ上声で呼ぶ(shǎng)。
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