献上本・副本・写本
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/15 06:08 UTC 版)
「寛政重修諸家譜」の記事における「献上本・副本・写本」の解説
完成時、幕府への献上本は紅葉山文庫に納められた。これは現在内閣文庫(国立公文書館)に収蔵されている(全1530冊)。また、完成時に副本が2部作製され、1部が紅葉山文庫に、1部が日光東照宮に納められた。紅葉山文庫の副本は明治初年の火災により1/3程度(597冊)が残っている。 このほか、多くの写本が制作されており、写本全冊を所蔵する機関としては、国立国会図書館、静嘉堂文庫がある。1917年(大正6年)の時点で、徳川達孝(田安家)が天保年間の写本を、徳川達道(一橋家)がまた別の写本を有していたという。岩崎弥之助が内閣文庫所蔵本をもとに写本を作らせており、これが静嘉堂文庫収蔵のものである。
※この「献上本・副本・写本」の解説は、「寛政重修諸家譜」の解説の一部です。
「献上本・副本・写本」を含む「寛政重修諸家譜」の記事については、「寛政重修諸家譜」の概要を参照ください。
- 献上本・副本・写本のページへのリンク