猪熊夏樹とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 人名 > 美術人名辞典 > 猪熊夏樹の意味・解説 

猪熊夏樹

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/05 15:06 UTC 版)

猪熊 夏樹(いのくま なつき、1835年6月26日天保6年6月1日) - 1912年大正元年)8月7日)は幕末から明治時代の国学者神職。白鳥神社祠官・京都第一高等女学校教諭・宮中進講を務めた。

長男は猪熊浅麻呂。孫に猪熊兼幹猪熊兼繁、曾孫に猪熊兼年猪熊兼勝、玄孫に猪熊兼樹がいる。

経歴

讃岐国(現・香川県)出身。白鳥神社祠官猪熊慶歓の次男として生まれる。通称舎人は浅之進、名は千枝、号は瑞枝舎。

友安三冬・友部方秀・中村尚輔に学び、国学に力を注いだ[1]明治維新後は家を京都に移す。京都白峰宮(現白峰神宮)の造営につくし、慶応4年の創建とともに宮司となる。明治5年に伊勢神宮の神楽改正取り調べを命じられる。1885年(明治18年)に京都府師範学校教員を務め、1890年(明治23年)には京都第一高等女学校教諭、1906年(明治39年)には宮中進講を務める。1907年(明治40年)、白鳥神社社司に転任した[2]

著書

  • 源氏物語湖月抄
  • 大和路の日記
  • 都の青葉
  • 瑞枝舎百首

脚注

出典

  • 赤松景福 『讃岐雅人姓名録』槌家吉太郎 1916年
  • 梶原竹軒 『増補改訂讃岐人名辞書』 高松製版印刷所 1928年
  • 寺田貞次 『京都名家墳墓録』 村田書店 1976年
  • 日本歴史学会 『明治維新人名辞典』 吉川弘文館 1981年
  • 『日本人名大事典』第1巻 平凡社 1979年
  • 『神道大辞典』 臨川書店 1981年


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「猪熊夏樹」の関連用語

猪熊夏樹のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



猪熊夏樹のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
株式会社思文閣株式会社思文閣
Copyright(c)2025 SHIBUNKAKU Co., Ltd. ALL RIGHTS RESERVED.
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの猪熊夏樹 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS