奈多海岸 (大分県)とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > 奈多海岸 (大分県)の意味・解説 

奈多海岸 (大分県)

(狩宿海岸 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/05/01 06:41 UTC 版)

奈多海岸

奈多海岸(なだかいがん)は、大分県杵築市にある海岸である。「奈多」は、「なた」ではなく「なだ」と読む[1][2]

海岸線のほぼ中央に位置する奈多宮(八幡奈多宮)を境に、北を奈多海岸、南を狩宿海岸(かりしゅくかいがん)と呼び、両者を合わせて奈多・狩宿海岸と呼ぶこともある[2]

概要

伊予灘に面して南北約2kmにわたって続く白砂の砂浜に、みごとな枝ぶりのクロマツの老木が並ぶ白砂青松の風光明媚な海岸で、日本の白砂青松100選に選定されている[3]

夏季には海水浴場としてにぎわいを見せ、奈多・狩宿海水浴場(なだ・かりしゅくかいすいよくじょう)として環境省による快水浴場百選にも選定されている[2]。売店、シャワー室といった施設を備えており[1]、例年、7月第2金曜日から8月第3日曜日まで開場している[4]。また、狩宿海岸にはキャンプ場も整備されている。

海岸線のほぼ中央には神亀6年(729年)に創建されたと伝えられる八幡奈多宮があり、宇佐神宮の旧神体とされる木造僧形八幡神坐像と2躯の木造女神坐像の三神像を収蔵している。三神像は国の重要文化財に指定されている[2]

八幡奈多宮から約300mの沖合には、厳島または市杵島(いちきじま、いきしま)と呼ばれる離れ岩がある。この離れ岩は八幡奈多宮の元宮であり、小さな鳥居が設置されている[2]また、八幡奈多宮付近は昭和の中ごろまでは桜や藤の名所として有名であり、花見客が非常に多かった。出店や花見踊りなど大変賑わったが、桜はすべて枯れてしまい、伐採されてしまった。現在では藤棚の一部が残るだけであり、往時の面影はない。[要出典]

杵築市の海岸線は、伊予灘に面する奈多海岸、狩宿海岸から、臼石鼻を経て、別府湾内に入り、住吉浜砂嘴カブトガニが生息する干潟を有する守江湾へと続く。

脚注

  1. ^ a b 奈多(なだ)海岸”. 日本一の「おんせん県」大分県の観光情報公式サイト. 公益社団法人ツーリズムおおいた. 2018年3月25日閲覧。
  2. ^ a b c d e 町と歴史:観る・知る その他の杵築”. 杵築市観光協会. 2018年3月25日閲覧。
  3. ^ 奈多・狩宿海水浴場(大分県・ビーチ・海水浴場)のスポット情報”. ウォーカープラス. 株式会社KADOKAWA. 2018年3月25日閲覧。
  4. ^ 奈多・狩宿海水浴場”. 快水浴場百選. 環境省. 2018年3月25日閲覧。

外部リンク




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「奈多海岸 (大分県)」の関連用語

奈多海岸 (大分県)のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



奈多海岸 (大分県)のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの奈多海岸 (大分県) (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS