牽引力の増強
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/25 07:33 UTC 版)
日本では、戦時中の輸送力増強のため、機関車にコンクリート製の死重を搭載し、牽引力の増強が行われた。また、国鉄DE10形ディーゼル機関車は、基本番台では蒸気発生装置(SG)を搭載しているが、貨物列車牽引用の仕様ではSGは省略されている。しかし、そのままでは自重が減少することでレールと車輪との間の粘着力(摩擦力)が減り、牽引力の低下を招くため、SGと同じ重量のコンクリート塊を搭載することで牽引力の低下を防いでいる。国鉄EF64形電気機関車および国鉄EF80形電気機関車も同様(こちらは電気暖房装置(EG)の有無)。
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