特殊作戦司令部_(フランス軍)とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > 特殊作戦司令部_(フランス軍)の意味・解説 

特殊作戦司令部 (フランス軍)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/08/13 19:15 UTC 版)

特殊作戦司令部(とくしゅさくせんしれいぶ、Commandement des opérations spéciales、略称: COS)はフランス軍の機関のひとつ。湾岸戦争後にフランス4軍の特殊部隊を調整・統合運用することを目的に創設された。

概要

特殊作戦司令部は、フランス国防省のもと、陸・海・空、国家憲兵隊の四軍の特殊部隊を各水準段階ごと指揮下に置き、統合参謀総長(CEMA)の指令で行動する。任務内容は多岐にわたり、広範囲な任務に従事する総合的調整組織として機能している。

歴史

COSが創設された背景に、旧植民地においての反乱、紛争処理などに追われていたフランス情勢があるといえる。19世紀末、コモロ連邦共和国(現、コモロ連合)がフランスの保護領となったが、1975年に独立した。しかし、独立後も反乱と政権転覆が相次いで発生し、コモロ国内は不安定な情勢にあった。1992年に、その治安維持のためにフランスは第1海兵落下傘連隊を派遣した。同連隊が現地で活動するにあたり、任務遂行上、派兵などを統括する組織の必要性を考えたフランスは、それぞれの特殊部隊を統合する司令部(GCOS)を創設するにいたった。同年6月、GCOSの設立を提唱していたモーリス・ルパージュ陸軍中将を司令官としてフランス特殊作戦司令部(COS)が誕生する。

その後、COSは1992年ソマリア内戦1993年にはルワンダ内戦において、PKOに参加した。その後、1997年にはザイール内戦でのフランス人救出作戦で活躍した。アフリカ以外でも、欧州ではボスニア内戦1993年及び1998年に、PKOに参加している。

沿革

第1段階

陸軍

海軍

空軍

以上第1段階までが直轄部隊である。 以下はそれぞれの組織の隷下にあるが、段階の必要に応じて部隊を派出させる。

第2段階

陸軍

フランス国家憲兵隊

第3段階

陸軍

関連項目




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「特殊作戦司令部_(フランス軍)」の関連用語

特殊作戦司令部_(フランス軍)のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



特殊作戦司令部_(フランス軍)のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの特殊作戦司令部 (フランス軍) (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS