片持ちばね
一端を支持し、他端あるいはその近くで荷重を支える板、あるいは棒状のばねのことで、カンチレバースプリングとも呼ぶ。2代目コロナの後輪懸架が用いたことで知られる。しかしこの用語はばねのタイプを特定するものではなく、ばねの使用条件を説明する言葉である。例えば平板ばねや重ね板ばねを横置きに配置した独立懸架では、そのばねは、おのおのの車輪に対して片持ちばねとして作用するが、ばねの呼び方はあくまでも平板ばね、あるいは重ね板ばねである。1/4楕円ばねは、半楕円ばねを半分にしたばねで、片持ちばねとして用いる。
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