爆轟特徴数の簡易推定法とは? わかりやすく解説

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爆轟特徴数の簡易推定法

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/12/06 21:31 UTC 版)

爆轟特徴数の簡易推定法(ばくごうとくちょうすうのかんいすいていほう)は、爆速爆轟圧力などの爆轟特徴数 (detomation characteristics) を組成と化学構造から理論的に推定する方法である。

実在する爆薬64種類の推定値と実測値との比較では、95%が誤差5%以内に収まる。 

算出

最大密度で爆発したときの爆速D(m/s)と爆轟圧力P(GPa)は、次式で推定できる。

  • MW=分子量
  • G=液体爆薬の場合は0.4、固体爆薬の場合は0。
  • A=化合物が芳香族の場合は1、それ以外は0。
  • n(O)=酸素原子数
  • n(N)=窒素原子数
  • n(H)=水素原子数
  • n(B)=爆発反応の後に余った酸素の原子数、酸素不足の場合は0とする。
  • n(C)=炭素に直接二重結合している酸素原子の数
  • n(D)=炭素に直接単結合している酸素原子の数
  • n(E)=硝酸エステル基の数、あるいは硝酸塩の数

実測値と推定値との比較

爆薬 実測爆速 推定爆速
HMX 9140 9050
RDX 8850 8950
TNT 6960 6670

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