熊本電気鉄道1000形電車とは? わかりやすく解説

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熊本電気鉄道1000形電車

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/06/27 08:41 UTC 版)

静岡鉄道1000形電車 > 熊本電気鉄道1000形電車
熊本電気鉄道1000形電車
1000形1009編成(2022年3月)
基本情報
運用者 熊本電気鉄道
種車 静岡鉄道1000形
改造所 西鉄テクノサービス
改造年 2021年 - 2022年
改造数 2両
運用開始 2022年3月27日
主要諸元
編成 2両編成
軌間 1,067 mm
電気方式 直流600V
架空電車線方式
最高速度 50km/h
編成定員 252(座席90)人
車両定員 126人(座席45)人
車両重量 クモハ1000(Mc)
32.7 t
クハ1500(Tc)
25.7 t
最大寸法
(長・幅・高)
17,840 ×2,744 ×4,110 mm
車体 ステンレス鋼
主電動機出力 110 kW(一時間定格)
歯車比 84:15(5.6)
編成出力 440 kW
制動装置 電気指令式空気ブレーキ発電ブレーキ併用)
保安装置 ATS
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熊本電気鉄道1000形電車(くまもとでんきてつどう1000がたでんしゃ)は、熊本電気鉄道が2022年(令和4年)より導入した電車

概要

静岡鉄道1000形の譲渡を受け、2022年3月27日から運用開始した[1]

2024年5月現在、2編成4両が在籍する。

変更点

熊本電気鉄道線の架線電圧は直流600Vなので、種車の供給源となる他社線に多い1500Vの車両を導入する場合、降圧をはじめとした各種改造が必要となる。1000形は直流600V電源で軌間も同じであり、走り装置にはあまり手を加えず導入できた。ワンハンドルマスコンもそのままである。

静岡鉄道での形式番号をそのまま使用しており、熊本電鉄の他形式同様レシップ液晶ディスプレイ・運賃箱、整理券発行機、後方確認用のミラー、発車ベル等のワンマン運転に必要な整備を行った。

客室内では各車両車端部3位側の3人掛けシートが廃され車椅子スペースを編成中二ヶ所に設け、扉開閉時用のドアチャイムが追加された。

車輛正面の行先表示器は白色LED式に変更され、左右の客用扉のうち四ヶ所に01形と同様のサイドボードを設置、静岡鉄道時代車体側面にあった種別表示灯は撤去されている。

静岡鉄道時代の電子笛・ミュージックホーンは改造時に撤去されている。

編成別概説

運用中車両

1009編成

2021年2月に静岡鉄道での運行を終えた1009編成(1009+1509)が7月に運び出され、西鉄筑紫車両基地(筑紫工場)にて改造を受けた。2022年2月1日未明に北熊本車両基地に搬入された[2]のち試運転を実施[3]、同年3月27日から静岡鉄道時代のカラーで運用を開始した[1][4]

青帯が施された1012編成
無塗装状態の1012編成
1012編成

2023年2月に静岡鉄道で運行を終えた1012編成(1012+1512)が熊本電鉄に譲渡を発表[5]、同年8月に譲渡[6]2024年2月6日未明に北熊本駅に陸送で到着し、4月12日夕方の便から運用入りした。 外装は、静岡鉄道の1011号車をイメージしたカラーリングとなっている[4]

編成表
御代志
Mc Tc 種車の
車体製造
メーカー
1009 1509 東急車輛製造
1012 1512 東急車両製造

脚注

関連項目




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