渋谷ホームレス殺人事件とは? わかりやすく解説

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渋谷ホームレス殺人事件

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/30 06:37 UTC 版)

渋谷ホームレス殺人事件
場所 日本東京都渋谷区幡ヶ谷
日付 2020年11月16日
午前4時ごろ
概要 46歳の男がホームレスの女性を殺害した。
攻撃手段 撲殺
攻撃側人数 1人
武器 ブラックジャック
死亡者 1人
被害者 64歳の女性
犯人 46歳の男
容疑 殺人
動機 バス停に被害者がいることを疎ましく感じたため
対処 被告人死亡による起訴取り下げ
刑事訴訟 なし(被告人死亡による公訴棄却)
管轄 警視庁代々木警察署
東京地方検察庁
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渋谷ホームレス殺人事件(しぶやホームレスさつじんじけん)は、2020年11月16日東京都渋谷区幡ヶ谷ホームレスの女性が殺害された事件である[1]。加害者の自殺により公訴棄却となった。

被害者

被害者の女性Aは、死亡当時64歳であった[2]広島県出身で、地元の短期大学に通っていた時代には演劇に打ち込んでいた[3]。東京でコンピューター関連の仕事に就いた後、2020年2月頃までは首都圏のスーパーで試食販売の仕事に就いていた[2][3]

事件の3年ほど前に家賃滞納で杉並区のアパートを退去して以来、路上生活を行っていた[2]。しかし、生活保護は受けていなかった[2]

推移

2020年11月16日早朝4時ごろ、幡ヶ谷原町バス停のベンチに女性Aが座っていたところ、男Bが石などの入ったポリ袋で女性Aを殴り死亡させた[2][4]。外傷性クモ膜下出血であった。後の調べで、男Bは「彼女が邪魔だった」「痛い思いをさせれば、いなくなると思った」と供述した[1]

2020年11月21日、男Bは母親に連れられて最寄りの交番に出頭し、傷害致死容疑で逮捕された(当時46歳)[1]。母親は警視庁代々木警察署に電話し、「あの事件は息子が起こしました。息子は『あんな大事になるとは思わなかった。お母さんごめんなさい』と言っています」と伝えた[1]

2022年4月8日、男Bは自宅近くで飛び降り自殺した[5]。2022年3月頃に保釈された直後のことだった[5]。自殺を受け、2022年5月17日に予定されていた公判は中止になった[3]

関連映画

夜明けまでバス停で』(高橋伴明監督、2022年)[6]

脚注

出典

関連項目




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