清水海軍航空隊とは? わかりやすく解説

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清水海軍航空隊

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/01/16 01:25 UTC 版)

清水海軍航空隊跡(1947年)
国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成

清水海軍航空隊(しみずかいぐんこうくうたい)は、日本海軍の部隊・教育機関の一つ。 静岡県清水市(現静岡市清水区)に所在した。20000人にも及ぶ空前の志願者を募った予科練甲飛第14期の生徒を教育するために新設された予科練教育航空隊である。三保の松原の一角を用地に転用して開かれた。

沿革

  • 1944年(昭和19年)
    • 9月1日 - 開隊。第19連合航空隊に編入。土浦海軍航空隊より甲飛第14期前期320名転入
    • 12月頃 - 奈良分遣隊より甲飛第15期前期の一部転入
  • 1945年(昭和20年)
    • 3月1日 - 19連空解散。横須賀鎮守府隷下第20連合航空隊に転籍
    • 4月1日 - 甲飛第16期入隊(最後の予科練生)。水上・水中特攻訓練に教程変更
    • 6月1日 - 予科練教育凍結
    • 6月30日 - 解隊

3期にわたって教育を推進したが、航空機に搭乗する機会を得た者はいなかった。解隊と同時に、生徒は全員下田に司令部を置く第十五突撃隊、江浦に司令部を置く第十六突撃隊に振り分けられ、特攻兵器訓練に明け暮れる中で終戦を迎えた。

主要機種

教育訓練部隊のため、航空機の配属はない。

歴代司令

  • 上田俊次(昭和19年9月1日-昭和20年6月30日解隊)

関連項目

参考文献

  • 『日本海軍編制事典』(芙蓉書房出版、2003年)
  • 『航空隊戦史』(新人物往来社、2001年)
  • 『日本海軍航空史2』(時事通信社、1969年)
  • 『戦史叢書 海軍航空概史』(朝雲新聞社、1976年)
  • 『海軍飛行豫科練習生1』(国書刊行会、1983年)
  • 『連合艦隊海空戦戦闘詳報別巻1』(アテネ書房、1996年)



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