深谷駅 (滋賀県)とは? わかりやすく解説

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深谷駅 (滋賀県)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/05/10 07:58 UTC 版)

深谷駅
ふかたに
FUKATANI
所属事業者 逓信省鉄道作業局
開業年月日 1891年明治24年)1月12日[1]
廃止年月日 1899年(明治32年)12月28日[1]
乗入路線 2 路線
所属路線 東海道線
キロ程 431.1 km(東京起点)
関ケ原 (7.3 km)
(2.9 km) 長岡
所属路線 東海道線(貨物線)
キロ程 431.1 km(東京起点)
(15.7 km) 長浜
備考 ルート変更に伴う廃止
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深谷駅(ふかたにえき)は、かつて滋賀県坂田郡伊吹村(現・米原市)に存在した、逓信省鉄道作業局東海道線廃駅)である。

歴史

1883年明治16年)の開業当初、東海道線は関ケ原駅から長浜駅に向かっていたが、その線上にあった駅である。1889年(明治22年)、同線の途中(当駅のあった位置)から分岐して、長岡駅(現・近江長岡駅)から米原駅を経由して馬場駅(現・膳所駅)に至る延長線が開業した。その際、分岐点から長浜駅の間は休止となったが、1891年(明治24年)に同区間が貨物線として営業を再開した際に、長岡へ向かう本線との分岐点に新設された貨物駅である。この分岐点は現在の国道365号大野木交差点である。道路転用されて久しいが、線形などが鉄道分岐点の雰囲気をよく残している。

しかし、関ヶ原 - 深谷間は25‰の急勾配が連続するうえ、冬季の積雪も多い難所であったため、1899年(明治32年)に現在の柏原経由の勾配緩和新線が建設されて、本線はそちらに変更された。それにともなって、関ヶ原 - 深谷 - 長岡間、深谷 - 長浜間の旧線は廃止されることとなり、当駅もそれと運命をともにしたのである。

年表

  • 1883年明治16年)5月1日:関ケ原 - 長浜間が開業。この時点では当駅は設置されていない。
  • 1889年(明治22年)7月1日:関ケ原 - 馬場間延伸線開業。関ケ原 - 長浜間休止。
  • 1891年(明治24年)1月12日:分岐点に貨物駅として開業[1]。深谷 - 長浜間が貨物線として運行再開。
  • 1899年(明治32年)

隣の駅

逓信省鉄道作業局
東海道線
関ケ原駅 - 深谷駅 - 長岡駅
打消線の駅は当駅開業時点で廃止済。
東海道線(貨物線)
深谷駅 - 春照駅 - 上阪駅 - 長浜駅

脚注

  1. ^ a b c d 石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編』 II(初版)、JTB、1998年10月1日、54頁。ISBN 978-4-533-02980-6 

参考文献

  • 宮脇俊三isbn=4533027431『鉄道廃線跡を歩くIII』JTBパブリッシング、1997年。 
  • 辻󠄀 良樹「廃線廃駅の遺跡を歩く」2003年 JTB 「旅」2003年5月号所収
  • 石野哲『停車場変遷大事典 国鉄・JR編』JTBパブリッシング、1998年。 ISBN 4533029809 

関連項目




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