液胞への隔離
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/02 16:19 UTC 版)
成長した植物細胞に見られる液胞は、水の他各種養分を貯蔵する役割を担っているが、細胞に流入した過剰な塩類を隔離するための貯蔵庫としても働くことが知られている。葉が肉厚で大きな液胞を持った植物において、特に大きな役割を果たす。アッケシソウやオカヒジキでは液胞に貯めたナトリウムがかなりの量に達するため、古くからアッケシソウ属の植物を焼いてソーダ灰が作られた。地中海・カスピ海の沿岸地域にはアッケシソウ属を利用したソーダ工業が1850年代まで存在していた。(en:Glasswort)
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