河谷川 (南丹市園部町)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/04/25 09:18 UTC 版)
河谷川 | |
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![]() 河谷川(船岡駅の盛土下) | |
水系 | 一級水系 淀川 |
種別 | 普通河川 |
延長 | -- km |
平均流量 |
-- m3/s (--) |
流域面積 | -- km2 |
水源 | 船岡山(南丹市園部町船岡) |
水源の標高 | -- m |
河口・合流先 | 桂川 (淀川水系) |
流域 | 京都府南丹市園部町船岡 |
河谷川(かわたにがわ)は、京都府南丹市園部町船岡を流れる淀川二次支流の普通河川である[1]。
地理

河谷川は、船岡北西部にある船岡山の河谷から出て南流、京都府道19号園部平屋線から諏訪山の北側に沿って東に向きに流れ、高架駅である船岡駅の盛土下の隧道を抜けて再び南流し、太鼓山と京都府道25号亀岡園部線の間を流れ、越方大橋(桂川)の下流で桂川右岸に流入する。流路のほとんどはコンクリート舗装されている。
流域は、ウルグアイ・ラウンド対策地区になっている。
流域の村
流域にある水道施設
- 下水道施設(農業集落排水処理施設)
- 園部船岡地区農業集落排水処理施設 – 船岡溝ノ向[2]
流域にある施設
- 船岡西部公民館 – 船岡石河原[3]
- 山陰本線 船岡駅 – 船岡諏訪
- 船岡駅公園 – 船岡西浦
- 南丹市園部水防倉庫 – 船岡堂板[2]
- 船岡文化センター – 船岡堂坂[3]
- 船岡簡易郵便局 – 船岡明石
- 南丹市立川辺地域活性化センター(旧川辺小学校) – 船岡長畑[2]
- 南丹市子育て発達支援センター – 船岡横茶園[2]
流域にある社寺
流域にある史跡
流域にまつわる水に関する伝承
- 藁無村
- 藁無村(船岡藁無)は、水の便が悪く、日照りが続くと米一粒どころか、藁一本も育たないことから、藁無村の名がついたといわれている。藁無村の中央には「じゅずくり場」というところがあって、ここでは日照りなどで困ると村人が集まってきて、百万辺のじゅずをくり、鐘をたたき、念仏をあげたともいわれている[9]。
- 死が原
- ある年、大干ばつがあり、大堰川も干しあがってしまった。人々は飲む水を求めて河原のくぼ地をさがして集まってきた。しかしそのくぼ地の水もなくなると、そこにばたばたと倒れ、死体がごろごろと横たわるようになった。人々はこの地を死が原と呼ぶようになったという[9]。
- 萬燈山
- 空梅雨だと、村人は千把を一束ずつ持ち寄って山に登り、鐘をたたいて千把を燃やし、「雨を降らせたまえ」と祈る。雨乞には女はいけないといわれ、男たちが手に手にたいまつを持って一番高い山に登っていく。ふもとからこの山を見ると、山一面にたいまつの火がゆれ、萬の灯火がついたように見えることから、この山を萬燈山と呼ぶようになったという[9]。
脚注
- ^ “南丹市地域防災計画(資料編)”. 南丹市防災会議 (2024年4月). 2024年10月13日閲覧。
- ^ a b c d “南丹市公の施設の設置及び管理に関する条例”. 南丹市 (2006年1月1日). 2024年10月14日閲覧。
- ^ a b 南丹市. “南丹市避難所一覧(園部地区)”. 南丹市. 2024年10月14日閲覧。
- ^ a b “南丹市地域防災計画(一般計画編)”. 南丹市防災会議 (2024年4月). 2024年10月13日閲覧。
- ^ “丹波 藁無城”. 城郭放浪記. 2024年10月13日閲覧。
- ^ “丹波 高山城”. 城郭放浪記. 2024年10月13日閲覧。
- ^ “丹波 諏訪山城”. 城郭放浪記. 2024年10月13日閲覧。
- ^ “丹波 太鼓山城”. 城郭放浪記. 2024年10月13日閲覧。
- ^ a b c 『園部町101年記念誌 みんなの歩みと未来への夢 翼』園部町、1991年3月、270頁。
関連項目
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