河内弓削氏の分布
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/08 03:19 UTC 版)
現在の大阪府八尾市に、大和川の旧河道をはさんで旧志紀郡に弓削、旧若江郡に東弓削の地名がある。江戸時代に大和川が付け替えられたため、現在は長瀬川とされるが、古代にはこちらが大和川本流であった。対応して、川をはさんで二つの弓削神社が現存する。奈良時代には弓削寺もあって称徳天皇が参拝したが、今はなく、位置も不明である。 道鏡の弟弓削浄人は河内国若江郡の人であったが、弓削氏は河内国内でもう少し広く分布していたようである。天平宝字8年(764年)に渋川郡加美郷に弓削広足、伯麻呂なる人がおり、神護景雲3年(769年)10月30日に称徳天皇が下した恩恵では、大県郡と若江郡の田祖が全免、安宿郡と志紀郡が半免と差があった。
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